
こんにちは。つかDと申します。
前職で同僚で、今は独立してSEOコンサルの会社「検索順位の海賊」を営む山口君という人がいます。彼が「SEOで地域を元気にしたい」と言うのです。

SEOとは何なのか。山口君とは何者なのか。
SEOという言葉を聞いたことはありますか?簡単に言えば、あるWEBサイトについてインターネットで検索したときに上位に出すための工夫全般のこと。特に「ググる」という言葉があるように、多くの人がGoogleの検索エンジンを使っています。
例えば自分の家に巨大スズメバチの巣ができたら、Googleで「蜂 駆除 〇〇(地名)」とかで検索し、対応してくれる業者を探すんじゃないでしょうか。〇〇エリアに蜂駆除業者は、この検索がされたときに自分たちのWEBサイトやコンテンツが一番上に来るように「SEO対策」を施します。上位が取れれば他の会社より多くの注文がもらえる可能性が高まるということ。つまり、「SEO対策」はビジネスの成否に直接関わると言っても過言ではないのです。
でも、これがやってみるとなかなか難しい。商材、業界、競合など、多くの要素で難易度が変わったり、「こうやったら上位に来るよ」という明確なルールも公表されていないうえ、そのルールもGoogleのアップデートによって変わったりするからです。
だから、基本的には「ちゃんと検索した人が満足するコンテンツを作ろうね」というのが今のSEOの大原則でありつつ、テクニカルな部分は専門家にというパターンが多いのではないでしょうか。ここで大変なのが「専門家ってどうやって見つけりゃいいの?」ということ。
答えは1つ。「山口君に頼む」です。彼は会社生活があんまり馴染めず、独立。在職中から、そんなに好きでもない油そば屋を初めて潰したり、電気代を払えなくて電気停められたり、クスリと笑える程度でちょっといい加減なところがありました。
でもことSEOに関しては、学生時代からアフィリエイトで稼ぐなど自分の興味領域だからなのか、異常なる探求心で自分で色々試して、実際に多くの企業と取引し、各所で成果をあげています。なんか、そういうのが合っているのでしょう。好きなことをやるのが一番です。
その山口君が、「今住んでいる小田原エリアをSEOで元気にしたい」と言い出したことから今回の話が始まりました。前置きが長くてごめんなさい。

小田原をSEOで元気にしたい男
山口君とは小田原の会社で共に働いていた時期がありました。二人ともその会社は辞めたけど、ARUYO小田原というコワーキングスペースで今もたまに顔を合わせることがあります。会社員だった時とうってかわって、今は真面目に仕事をしているようだ。忙しそうにしていて何よりです。
そんな山口君と昼飯に行った際に彼の口から出たのが、冒頭の言葉「SEOで地域を元気にしたい」です。彼曰く「社会人として最下層の怒られ生活を営んでいた自分はSEOに真面目に取り組み、努力をすることで救われた」と。「その力を今度は、今住んでいる地域(小田原)に還元したい。」と言います。正直なところ理屈がよくわからなかったのですが、目がギンギンだったので下手に刺激するのは良くないと思い、「そうなんだね。頑張れ。心から応援してるよ。」とこの話を切り上げ、速やかに「最近面白かった婚活相談のショート動画の話」に速やかに移ろうとしたのですが、この日の山口君は全然逃がしてくれません。

「とにかく、元気にしたいんですよ、小田原を。まず何したらいいですかね?」と倒置法まで使って詰め寄ってくるので、思い付きで「じゃあいつも行ってるホルモン屋さんにSEOのアドバイスでもしてきたら?」と伝えると、「それだ!あと、そういう活動をしていることをアピールもしていきたいんですよ。小田原で活躍する有名人になりたいんです!」とのこと。思い付きついでに「そんなら記事にして公開すれば?」というと、「それしかないですね。」と。
投げやりな私のアイデアに、山口君は飛びついてしまいました。彼が行動力過剰、脊髄反射人間であることを愚かな私は忘れていたのです。このまま山口君がお店に突撃してしまったら、お店に迷惑がかかってしまいます。期せずして背負ってしまった責任と罪を少しでも軽量化すべく「まずはお店の現状をちゃんと聞いてみたら?一緒に行くから。」と提案し、そうすることになりました。

その夜さっそくホルモン屋さんに行き、店主の方に直接お話を聞けるかご相談に行くと、店主の方は「取材は全部断ってるんだけど、山口君の頼みならいいよ。いつも来てくれてるからね」と。
ほくほく顔の山口君を横目に、「このコミュニケーション力と行動力は見習うべきだな」と素直に感心していた私ですが、山口氏の「記事はこの人が書きます。」と私を指さすのを見て、やっぱりヤバい人間だなと思いました。

<ご協力いただいたお店>
小田原ホルモン九十九 instagramはこちら
※超重要!!!九十九でおいしいホルモンを食べたくなったアナタにお願いです。!
①ホルモン九十九に行く場合、前日までの予約が推奨です!
当日フラッと行きたくなった場合は、まず電話で空席状況の確認をしてください
(なぜそのようなルールにしているかは、この後の記事をお読みください)
電話番号:080-3416-2928
②ホルモン九十九の支払いは「現金、またはPayPay、au Payのみ」です!
クレジットカード、およびその他のキャッシュレス決済は使用できません。ご注意ください。
取材当日
九十九の店主の方は仕込みと営業時間の間に、わざわざ時間を取ってくれました。SEOの話に入る前に、まずはどんなお客さんが来ているのか、現状をヒアリングするところから始まります。以下、山口君と店主のやり取りです。
小田原ホルモン九十九の解決したい課題
山口:九十九のお客さんはどんな方が多いですか?
店主:うちはね、ありがたいことに常連さんが8割くらい。地元の人が多くて、残りの2割が観光客やたまたま見つけて来た人たちかな。外国人のお客さんはほとんどいないけど、去年は韓国から来たカップルが翻訳アプリを使って注文してくれたこともあったね。小田原はインバウンドで外国人旅行客も多いけど、うちにはあんまり来ないかな。
お客さんの入り方で言うと、平日が静かで、週末は満席。極端なんですよね。平日は空いてるし、週末は逆に忙しすぎて大変なんです。自分もそんなにガツガツ稼ぎたいわけじゃないけど、平日がもう少し埋まればいいなと思ってるんです。
週末はかなり混むことも多くて。それで困っているのは「店まで来てくれたお客さんを断らなきゃいけないこと」だね。うちの店は駅からちょっと離れてるでしょ?わざわざ駅から歩いてせっかく来てもらって“満席です”って断るのが心苦しいんです。この辺りは他に飲み屋も多くないでしょ。申し訳ないなって。
だから、インスタで「事前に電話で予約してください」とか「今日は混んでます」って発信しています。でも、どれくらいの人が見てくれているのかは分からないし、実際まだお断りすることも多いんだよね。

「店まで来てくれたお客さんを断りたくない」店主の悩みに山口君は…
山口:最近の若い人はインスタで情報を調べてくる人も多いから、インスタで発信するのは有効だと思います。お店のWEBサイト、ホームページはありますか?
店主:ホームページは無いなあ。
山口:ホームページはあった方がいいと思います。そこに「来店前に電話予約してほしいこと」や「混雑情報はインスタをチェックしてください」とか、伝えたいことを書いておくと良いと思います。
店主:それはいいね。ホームページを作ればいいのか。
山口:そうですね。「炭火焼きホルモン 九十九」っていうお店は小田原に他に無いから、作ってしばらくすれば指名検索では上位が取れると思います。指名検索っていうのは、お店の名前そのまんまで検索することです。
もしもっとお客さんを増やしたいなら、「SEO対策」っていうのが有効だと思います。聞いたことありますか?
店主:聞いたことないなあ。
山口:例えば「小田原駅 ホルモン」とか、小田原でホルモン屋さんを探している人が検索しそうなキーワードがありますよね。そのキーワードで検索したときに、自分のお店のWEBサイトが上の方に出てきたら、「近くでホルモン食べたいな」と思ってる人に一番最初に見つけてもらえるんです。さっきの指名検索はもうお店を知っている人に向けて有効ですが、まだお店を知らない人にも来てもらえる可能性が広がります。これを実現するための工夫が「SEO対策」なんですよ。
店主:それはすごいね。そんな世界があるなんて知らなかったよ。まずはホームページを作るのが良さそうだね。
山口:今回は取材協力していただいたんで、簡単なものでよければ僕が作りますよ。それでまずは指名検索で上位を取って、伝えたい情報を伝えましょう。

SEOだけじゃなく、MEOも有効かも
SEO対策と似たようなことで「MEO対策」というのもあります。MEOは「Map Engine Optimization」の略で、Googleマップ上で自分のお店を上位に表示させるための工夫のことです。Googleで何か検索すると、最近は地図のリストが一番上に出ることが多いですよね。例えば「小田原駅 ホルモン」って調べると、地図と一緒にお店のリストが出てきます。このリストで自分の店を上位に出す工夫が、MEOです。
実際に検索画面を見てみると、九十九も出てきますが結構下の方なんです。駅前の店が優先されていて、ちょっと場所が離れている九十九は埋もれてしまいやすい。
店主:あーそれは分かる気がするね。駅から離れてるし、確かに「近くでホルモン食べたい」って人には駅前の店が便利だもんな。
山口:そうなんです。MEOではお店の情報をきちんと整えることで順位を上げられる余地があります。例えば「必ず電話予約をお願いします」とか「水曜・木曜は比較的空いてます」といった情報を載せておくと、探している人の目にとまりやすくなるんです。
店主:なるほどね。新しいお客さんがうちを見つけやすくなって、しかも最初に「電話予約してね」とか正しい情報が伝われば、お互い助かるね。さっき言った平日の水曜・木曜は静かだから、もしそういう工夫で少しでも人が来てくれるならありがたいよ。

多様化するお客さんに合わせて、正しい情報を発信しよう
そういえば、もう1つ困ってることがあるのを思い出した。うちの店、クレジットカード使えないんだよ。現金か、キャッシュレスはPayPayとau PAYだけ。
以前観光客の人が来て、カードしか持ってなくてすごく困ったことがあったんだ。「え、使えないんですか?」って言われてもどうしようもないし、こっちも申し訳ない気持ちになっちゃってね。
山口:それは大変でしたね。でも九十九の指名検索で今時点で上位に出てくる食〇ログを見ると「カード利用可」ってなってますね。さらにGoogleマップの店舗情報には「楽天ペイ対応」って出てる。どちらも誤った情報です。だからこそ、オフィシャルのホームページを持って「正しい情報はここです」と示すことが大事なんです。HPに「カードは使えません」「PayPayとau PAYのみ」と明記しておけば、来る前にお客さんも確認できますし、トラブルも防げますよ。
店主:確かにそうだね。お互いに嫌な思いしなくてすむから、そうしたいなあ。正直、食〇ログなんかは自分で登録した覚えがないのに勝手にページが作られてるし、そういうのを全部コントロールするのは無理なんだよね。だからこそ、ちゃんとした公式のページがあれば安心だと思う。

SEOとMEOについて学んだ店主
山口:SEOとMEOっていう言葉、なんとなく意味伝わりました?
店主:たぶん。SEOは検索したときに上に出てくるようにすること。MEOはそれの地図版ってことかな。SEOで検索順位をあげておくと、お店の伝えたい情報も事前にお客さんに伝えられる確率が高くなるってことだね。「人集め」だけの話だと、今のうちの一番の悩みとは関係ないかと思っていたけど、関係がありそうだと思ったよ。
山口:完璧です。そんなら九十九のホームページ作って、また連絡しますね!
まとめ
商売の課題は、100社あれば100通り。課題を解決するためのツールや手法が次から次へと出てくるこの世の中において、真に重要なのは「何が課題なのか」をまず特定すること。それが無いまま闇雲に「対策」が先行すると、それが当たるか当たらないかはギャンブルになってしまいます。
今回の取材で印象的だったのは、山口君が店主さんの話を聞く姿勢です。九十九の店主さんに取材のご相談をしたとき「インターネットとか、そういうのはからっきしで、全然分からない」と仰ってました。インターネットを使うのは趣味のYoutubeを見たりくらい。山口君は、そんな店主さんの目線に合わせて、例え話なども駆使しながら、丁寧に説明していました。
課題を聞き出す、話を聞くと一口にいっても、簡単ではありません。人間、嫌な奴にはそんなにペラペラしゃべってくれないからです。今回の九十九の店主さんも、山口君だから取材を受けてくれたし、色々お店のお話をしてくださいました。SEOやWEBの知識は、たぶんもっと凄い人がいると思います。でも、ビジネスパートナーとして長く付き合っていける人間性や真面目さは、中長期での取り組みが必要なSEOコンサルとして最重要な資質なのではと感じました。
今回ご協力いただいたお店<再掲>
小田原ホルモン九十九 instagram

※超重要!!!九十九でおいしいホルモンを食べたくなったアナタにお願いです。
小田原ホルモン九十九 instagramはこちら!
①ホルモン九十九に行く場合、前日までの予約が推奨です!
当日フラッと行きたくなった場合は、まず電話で空席状況の確認をしてください
(なぜそのようなルールかは、もう分かるはず)
電話番号:080-3416-2928
②ホルモン九十九の支払いは「現金、またはPayPay、au Payのみ」です!
クレジットカード、およびその他のキャッシュレス決済は使用できません。ご注意ください。
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