インターネット上には玉石混交ともいえる記事があふれる時代ですが、医療や健康などの専門性が高く、センシティブな分野ではきちんとしたエビデンスのある記事の制作が求められるため、それに適性のあるライターを見つけたいとお思いの方は多いのではないでしょうか。
今回は「健康」をテーマとする広告制作会社・株式会社アールズパークの代表取締役社長・ゼネラルプロデューサー田村和則氏と、取締役専務執行役員・メディカルプロデューサーの田中亜紀氏から、ミライトマッチを通してのライターの起用や、正社員採用を前提とした業務委託による人材採用の経緯と、その満足度について伺いました。
●今回お話を伺った方
株式会社アールズパーク 代表取締役社長 田村和則氏
取締役専務執行役員 田中亜紀氏
株式会社アールズパークは「健康」をテーマとする広告制作会社です。生活者や患者さん向けの健康情報を動画やプリント・ネットメディアで発信しています。
ミライトマッチご利用時のニーズ：健康コラムのコピーライティングをお願いできる業務委託人材および、コピーライティングのできる正社員候補人材を希望。
信頼が求められる健康分野で、エビデンスに基づく質の高い記事制作ができるコピーライターを探すため、ミライトマッチを利用
ーー本日はお忙しいなかご対応いただき、ありがとうございます。まずは株式会社アールズパーク様の事業内容についてお教えいただけないでしょうか。
当社は医療や健康の分野をテーマとする広告制作会社で、おもにクライアントからのご依頼を受ける形で、患者さんや一般の生活者、医療関係者へ向けたパンフレットや冊子、動画を制作したり、ネットメディアを通してコラムなどを配信している会社です。
ーー広告制作会社というと、さまざまな分野を扱うイメージがありますが、医療や健康の分野に特化して制作を行う御社ならではのライティングの事情を教えていただけないでしょうか。
田村社長：他の広告制作会社に比べると、この分野なりの特殊な要素があるといえます。私どもの領域は、医療や健康に関わることなので、ライターによって書かれた原稿に対しては、基本的にエビデンスを求められます。お取引先のチェックがとても厳しいのです。
ライターさんに依頼する前には、構成をどうするか、こんな内容にしよう、といういわゆる企画の部分を３〜４人で打ち合わせして詰めていき、その後にお願いする形です。
私どものスタッフは文章を書く時間以上に資料を調べたり、転載の許諾をとったり、学会や研究機関などの文献について確認をとることを行なっています。
このように仕事が多岐にわたるので、ライティング作業はライターさんに分業でお願いするということになります。
ーーそんななかでミライトマッチをご利用頂きましたが、弊社から紹介したライターの印象はいかがでしたか？
田村社長：御社からライターをご紹介頂いたなかで、お願いすることになったのは３人でしたね。実際に仕事をやってみると、その人なりに得意不得意はあって、そのあたりが明確にわかるんです。
田中専務：その３人の方のなかで提供した資料を細かく読まずに原稿を書いた方や修正を対応できないという方はいませんでした。皆さんにきちんとやっていただきました。
ご紹介頂いた方のなかで、特に医療分野での経験がある方は理解されたうえでまとめてくださり、ご自身でも、プラスアルファで調べてくださるので、今でも継続してお願いしています。
その他の方も医療分野での経験がない方でも、それぞれの持ち味をいかしたコピーライティングが強いんだなということが感じられました。
具体的にお話をしますと、最近お願いしたことは２００文字程度の原稿でした。
非常に少ない文字数のなかに「多くの資料から読み取り、ぎゅっと詰め込んでもらう」ということは、とても大変な作業だと思います。そんななかで私たちが時間をかけて準備した資料をもとに上手にまとめてくださったことは、大変助かりました。
ライティング経験のある若きブレーンを探すため、２０・３０代のライターが数多く登録するミライトマッチに相談
ーー御社ではライターさんを正社員として採用されていますよね。どんな人材を必要としていて、どのように探しておられますか？
田中専務：健康領域の知識がある人を前提として探しているわけではなく、ライターとしての経験がある方を求めています。そして資料から目的にあわせて丁寧に原稿を仕上げられるということができる方を探しています。
田村社長：ちなみにコピーライターを採用するときには、人材紹介会社にお願いすることが多いのですが、その担当者の方に「お医者さんだとか看護師さんだとか、医療関係に詳しくないとだめですよね」と思い込まれてしまうことが、人材確保にはマイナスです。
まずは私たちの仕事を知って頂くために、人材紹介会社のご担当者の方には、これまでの実績やスタッフの構成などを熟知してほしいのです。
いちばんありがたいことは、その会社が人事部の代わりをしてくれることです。うちのメンバーの構成まで知っていて、「この人が抜けたのだから、こういう人が必要だ」とわかってくれる関係がベストだと思っています。
ーー御社は他社様と比較して情報を積極的に開示してくださる印象です。最適な人材を紹介したい弊社としてもありがたかったです。
田中専務：コピーライターの採用について、「若い人でブレーンとなる存在がほしい」と思っていまして、そこでミライトマッチさんに一度聞いてみようかな、と。
ーーミライトマッチは２０・３０代ながらも経験豊富な方が多いことが特長です。ちなみにこれまで外部のライターさんを探すときにはどうされていましたか。
田中専務：ミライトマッチのようなサービスを使うのは、今回が初めてでした。デザイナーの場合は人材派遣会社などから採用することもありましたが、これまでは外部のコピーライターのブレーンは、経験豊富ながら比較的年齢が上の方が多くなっていたんです。
田村社長：そのなかでミライトマッチさんを利用して良かったことは「若返り」です。もちろん他にも理由はたくさんありますが、圧倒的に一番だといえる点はそこですね。
田中専務：最初にネットでプロフィールのようなところも確認したうえで、面談の機会をいただいて話を聞かせてもらい、「この方たちだったら頼めそう」というのを感じましたので。
ーーライティングに特化しているからこそ、ポートフォリオが充実しています。高いマッチング率を実現するために私（川俣）がこだわった部分でもあります。
田村社長：初めて利用する前に一番不安なのは、お願いしたのにもかかわらず、仕事を投げ出されてしまう、ということです。
ミライトマッチの場合、仕事をお願いする前に面談ができることも大きなポイントですね。投げ出されることが一番困るのですから。これまでにそういったことがないことが一番大きいです。
今まで仕事の関係でつながっていた人だったら、お互いにそういうことってしないですよね。ただ、初めての仕事は一回限りかもしれないということがありますから。
若いブレーンがみつかり、既存のつながりの方だけでなく、新たにお願いできる方が増えたことは安心感につながっています。
ーー既存のつながりでお願いしたライターだけでは、その方の予定にあわせて調整したり、多忙で依頼ができないこともありますからね。そこが改善できたのであれば、弊社としても幸いです。
正社員としての契約が前提となる、お試し期間としての業務委託契約での採用もミライトマッチで実現
ーー御社にはライターの正社員採用を前提とした業務委託契約もご利用いただきました。このような取り組みについてはいかがでしたか？
田中専務：私はそういうお試し期間があったほうがいいな、というのを感じています。その方は医療に興味がある方でしたが、得意な部分と性格的なところを２ヶ月のあいだ、見させていただいて、その方自身もそれがよかった、というのはあるようです。
外部として仕事をしているだけだと、わからない部分が多いですよね。実際に会社内でリアルに仕事をしてみると、ライティングでは見えない仕事の進め方や得意な領域がわかります。推薦いただいた方は、仕事の進め方が抜群で、「前に進めよう」という姿勢が感じられました。
ライティングそのもの以上に、企画について先進的なものを取り入れ、新しい目線での意見を述べてくれて、刺激的でプラスになりました。
田村社長：過去に採用したライターで、実際に入社してみると書く力が思ったより足りないな、という方もいました。そこでこのような業務委託期間を設けることにより、これくらいのことを仕上げる力を持っている人なのだろう、と確認ができることは良いと思います。
ーーライターの紹介以外にも何かミライトマッチを通してお願いしてみたいなということはありますか？
田村社長：今のような範囲でよいかな、とは思いますが、現在継続しているライターさんみたいな人をもう少し紹介してほしいなと思います。
今はデザイナーさんを探しています。３０〜４０代前半くらいの方です。グラフィックをやってきた経験がある人がいいんですね。数年後にはADになってもらえるような人材がよいと思うんですけれども。
ーー最近ではライターが月に４０名、５０名は入ってきますので御社にピンポイントの方がいれば、ぜひともご紹介できるようにしたいと思います。
まだサービスとしての紹介は行っていませんが、デザイナーさんたちとのつながりはありますので、良い人がいれば、ご紹介したいと思います。
