【ディレクター取材】技術系ライターを目指す方必見!コンテンツ制作で求められることとは

【ディレクター取材】技術系ライターを目指す方必見!コンテンツ制作で求められることとは

 

今回は、Webマーケティング事業部でご活躍中の永井さんにお話を伺いました。

ライターチーム率いる永井さんによると、技術系を執筆できる方は、まだまだ少ないと感じられているそうです。コンテンツ制作で求められるライターとは、知的好奇心、探求心が必要です。しかし、ただ興味があるだけでは深い内容が書けません。永井さんのお仕事に対する姿勢から、コンテンツ制作で求められるライター像がみえてきます。

 

永井さんのご経歴・お仕事の流れについて

――永井さんはどのようなお仕事をされていますか。御社の概要を教えてください。

私は、テクノポート株式会社のWebマーケティング事業部で営業とディレクションを担当しています。 業務内容は、技術系企業のWebサイト制作とその運用です。 どのようなサイトにすれば問い合わせが増えるかを検討しながら、サイトの方向性を決めます。 必要であればライティングも行います。

弊社のお客様は製造業が大半を占めています。お客様のメインターゲットは「メーカー」になるため、渡したはメーカーの気持ちを知り、メーカーが何を求めているのかを把握する必要があります。 この業界はデザインが綺麗なだけではなく、技術的な良さをしっかりと伝えなければなりません。私たちはお客様の技術的な強みを理解したうえで、メーカーのニーズに沿ったコンテンツを提案しています。

――ご経歴をお願いします。

私は日本大学理工学部 航空宇宙工学科専攻で修士課程を卒業し、その後自動車部品メーカーのボッシュ株式会社で設計をおこ メーカーで設計業務を経験しました。実際にメーカーで設計していたことは私の強みでもあります。

クライアントがターゲットとしているお客様が「どんな情報を知りたいのか」「どんな情報が掲載されていたらその商品をほしいと思うのか」その気持ちを考えること。お客様の強みを聞いたうえで、自分の経験から考察した提案をしています。

 

――ホームページの制作をお願いするとしたらどのような流れになりますか?

まずはお客様のことを知ることからはじめます。 打ち合わせでは、会社の強みなど必要な情報をヒアリングしたり、工場見学をさせていただきます。 その内容を企画書にまとめて提案し、問題がなければデザインを作り込んでいきます。

~ご契約から公開までの流れ~

  1. ご契約
  2. 初回打ち合わせ
  3. 写真撮影
  4. Webサイト企画書の提出
  5. TOPデザインのご提出
  6. ページ制作の開始
  7. Webサイトの完成
  8. サイト公開前のチェック
  9. Webサイトの公開

Webサイトは公開することがゴールではありません。 公開後にはアクセスデータの解析などを行い、よりよいWebサイトになるようアップデートし続けていくとで、長期的に問い合わせが増え続けるようなWebサイト作りを目指しています。

ディレクターとしてのやりがいは数字につながったとき

――ディレクターという目線でいうとどこにやりがいを感じますか。

お客様を通して、いろいろな技術を学べることが魅力の一つです。 もう一つはSEOですね。SEOは検索順位として結果が明確にでるため、お客様のサイトが上位表示されたときは嬉しく思います。

実はこのSEOというのは非常に難しく、どのような文章を書くのかをゼロから考えなければなりません。 自分で戦略をたてた構成が目論見どおり、数字として結果に出たときは非常に嬉しいですね。 これでアクセスが増えてお客様の売り上げにつながったと思うとやりがいを感じますね。

 

――大変だと思うことはどのようなことですか

お客様の技術を知らないことから始めるので、事前に理解をすることが大変ですね。依頼をもらったら図書館で本を借りてきて基礎知識を学習することから始めています。製造業の最新技術をアップデートしながらマーケティングをしていくことが私の役割です。

なぜ、私が事前に基礎知識を学ぶのかというと、理由は3つあります。

 

1. 質問する内容が深堀できるため

お客様も雑談も含めていろいろ話してくださる方と淡々と話してくださる方がいますが、私が技術を知っていればお客様が話しやすくなります。

2.  独自コンテンツを作るため

お客様の強みをだすためには、業種の基礎知識を知らないと良さを伝えられません。良い構成を練るためにも必要不可欠です。

3. ライターと知識を共有するため

ライターに構成を渡す際、一緒に資料も渡しています。私がどんな意図で構成を書いたのか、どんな情報の執筆が必要なのかお互いに擦り合わせるためにも事前に知識を入れておくことが重要です。

 

――大変ですね!永井さんはライティングにも携われているのでしょうか。

最近はライターにお任せることが増えてきましたが、以前はほとんど書いていました。 アクセスを集めるためにライティングをしっかりする必要もあるので、社内だけでリソースが足りず、ライターに一部ライティングをお願いする機会は増えています。 技術系のライターはまだまだ少ないように思います。

技術系のライターはまだまだ少ないように思います

――技術を知っているライターも数が少ないように思います。永井さんが依頼するライターさんはどのような方が多いですか?

基本的には技術を知っているライターに依頼します。 弊社は独自で技術系ライターを集めているので、スムーズに依頼できます。 最近ではWebビジネス発展に伴い、メーカー勤務の副業ライターも増えてきています。副業が存在しなかったら私も技術系のライターを見つけられなかったのではないでしょうか。弊社のライターチームは技術力が高く、魅力的に執筆してくれるのが強みです。

 

――技術ライターのキャリアを目指している人はどうすれば良いでしょうか。

まずはいろいろな本を読んで見ることが大切だと思います。 専門書、小説、図鑑、ノンフィクションなどジャンルにとらわれずに読んでみてはいかがでしょうか? ジャンルによって文章の書き方が変わってくるので、あらゆるジャンルに精通していると技術ライターとしての価値は上がっていくと思います。 あとは、自分の好きな分野に特化せず、浅くてもいいので多くの分野の知識があると良いですね。 これからは技術特化型のライターさんが必要とされている時代だと感じますので、がんばってほしいです。

 

――なるほど。専門知識をより深めていくことが大切だとわかりました!ありがとうございます。

 

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