【ディレクター取材】ライター必見!成功者から学ぶ案件ゼロからの獲得方法

【ディレクター取材】ライター必見!成功者から学ぶ案件ゼロからの獲得方法

 

今回は、大手IT会社とも取引があり、活躍している株式会社BeHot代表の濱田 将伍さんにインタビューしました。

「継続案件がとれない」、「自分に向いている仕事がわからない」など、案件獲得に苦労しているWebライターも多いのではないでしょうか。

濱田さんも実はフリーランスとして独立した後に、失敗した経験もあったといいます。案件ゼロから立ち直った理由は「自分のスキルの棚卸をしたこと」成功者から学ぶ案件ゼロからの獲得方法をご紹介します。

 

濱田 将伍さんのご経歴

――まずはこれまでのご経歴を教えてください

はい。私は元銀行員で、Webマーケコンサル会社へ転職したことがこの業界のはじまりです。個人事業主として独立し、昨年にWebマーケティングの会社を立ち上げました。

 

【濱田 将伍さんのご経歴】

 

・2015年4月  新卒で銀行へ入社し、北海道札幌市で約3年間勤務

個人顧客の資産運用コンサルティング営業に従事

 

・2018年11月  株式会社CS-Cへ入社し、約2年半勤務

Webマーケティングコンサルタントとして、飲食店、美容室などのWeb集客コンサルティングに従事

 

・2020年8月  副業ライターとして活動

 

・2021年7月  個人事業主として独立

 

・2022年6月  Webマーケティング会社「株式会社BeHot」を設立。

Webコンサル、SEO、Web広告運用、SNSの運用代行など

 

 

―-元銀行員とのことですが、Webマーケティングの仕事になぜ転職したのでしょうか

独立してもっと稼ぎたいと思ったからです。私は飲みに行くのが好きで、銀行員時代も仕事の帰りによく飲みに行ったのですが、そこである経営者さんと出会いました。

ただのサラリーマンである自分と比較して彼が眩しく感じましたね。稼げる仕事とはなにか考える機会が増えたと思います。

始めは行きつけのお店へ行って飲食店の支援をやっていると会社がないかを調べ、派生してWebマーケティングにたどり着いたという感じです。これから成長するであろう業界が稼ぎやすいと考え、転職しました。

 

――今のお仕事以外の選択肢はあったのでしょうか。

そうですね。Webマーケティングにたどり着くまでにいろいろ考えました。

ネットで情報を収集する中で、Web系のインフルエンサーだったマナブさんの影響を受けて、フリーランスエンジニアになろうと考えプログラミングスクールに3ヶ月通いました。しかし、実際に体験してみて自分には向いていないと感じて挫折しています。

デザイナーも考えましたが、そもそも絵が得意ではなく、難しいと考えました。比較的働きやすい仕事としてWeb業界を選択したというかたちです。

 

――ディレクターとしてのスキルはどのように身につけましたか

飲食店や美容室などの店舗事業者が主なクライアントで、業界的には大企業の業態支援もありましたが、数店舗経営されている事業規模のクライアントが多かったです。

受け持った20社分の実行支援が必要でした。毎日のように打ち合わせが入ります。バックのアナリストと連携して資料の作成が必要でしたし、全部管理していかないといけません。

こなしていくうちに調整能力が身についたという感じです。独立してもやっていける自信はありましたね。

 

――独立の前に副業ライターとして活動されていたのはなぜでしょうか

Webマーケティング戦略で独立しようと考えると、敷居が高いなと感じていたからです。戦略の提案から実行までできたら、仕事の幅も広がり、独立しやすいと考え、副業でWebライターをはじめました。

プレスリリースを定期的に書いていたので文章は得意で無理なくはじめました。

 

株式会社BeHot 今後の展開

――株式会社BeHotは、どのようなお仕事を請け負っていますか

メインは業務委託です。企業向けにITのアウトソーシングサービスを展開している会社のSNS運用代行の部署で活動中です。SNSの運用プロジェクトの全体の運用、コンサル、企画進行管理を請け負っています。

プラスで飲食店支援やSEO会社の下請け、ECサイトの運用など、業務内容は多岐に渡ります。

 

――株式会社BeHotでは、今後はどのような展開を考えていますか

北海道に住んでいるので地元での事業を請け負えるように構築していきたいです。

北海道は私の故郷ではありません。しかし、銀行員時代にお世話になった方々との思い出があります。

人も温かいし、ご飯も美味しい。大好きな土地なので移住してきました。

札幌市の事業者さんで、「SEOに困っている」、「SNSを代行してくれる人を探している」

という方を助けたいと考えています。全体を任せる人がほしいという方のニーズに対して請け負う体制を作っていきたいです。

活動は北海道ですが、今後はさらに東京の拠点も視野に入れています。

 

成功者から学ぶ案件ゼロからの獲得方法

――濱田さんがこれまでに苦労した経験をぜひ教えてください

実はフリーランスとして独立して数カ月後、一度失敗しています。当時は案件が全く取れませんでした。貯金がほぼ残っていない状態で、カードローンもある……。一人暮らしが難しくなり、一度実家に戻っています。

そこからどう立ち直ったのか後で考えると、自分のスキルの棚卸をしたことが大きかったと思います。まずは自分がどのような案件で仕事がとれるのか明確にしました。

私の場合、コンサルで案件を取った方が単価もとりやすかったと思います。ライターとディレクター業務も、なにがどこまでできるのか。明確にしたうえで案件を引っ張ろうと決めました。

それからは案件を獲得できるプラットフォーム、媒体、オンラインサロンに全部登録しました。そのうち、少しずつ案件が増えたことを覚えています。

 

 

――濱田さんと同じように案件獲得に困っている方は多いと思います。身につけたほうが良いスキルをぜひ教えてください。

私が思う、案件獲得のために身につけたほうが良いスキルは2つあります。

まずはとりあえずやってみたいと思ったことに挑戦してから判断したほうが良いです。目の前の課題に向き合うことで苦手、無理が見えるでしょう。

 

 ~案件獲得のために身につけたほうが良い2つのスキル~

1.何ができるかを明確にすること

ライター
どういうジャンルが得意なのか、自分のスキルを棚卸しすることが大切です

ディレクター
(1)どこまで業務ができるのか
(2)どういう経験があるのか
(3)どういう成果を出してきたのか
(4)なにを武器に案件をとっていくのか
これらが明確になれば、案件が取れるのではないかと考えます

2.継続クライアントを増やすこと

私の案件もプラスでご紹介いただいたお仕事が多いです。

クライアントの期待値を確認しながら、期待以上の成果を出すことも大切なのではないでしょうか。そうすると契約自体が更新されていくので案件に困ることが少ないと考えます。

 

――ライターが継続案件を続けていくためにどんなことに気をつけていくと良いでしょうか

ライターが継続案件を続けていくためにこの2つを気をつけていくのが良いのではないでしょうか。

 

~ライターが継続案件を続けていくために気をつけたい2つのこと~

余裕をもった納期設定をすること

最初の設定納期から、遅れがちになってしまうという方も多いのではないでしょうか。できるだけ双方にゆとりのある納期を設けて、早めに納品できると満足度も高まります。

ディレクター目線で仕事をすること

納品をする前に記事の全体を読んでつじつまが合うか見返しましょう。

誤字脱字も含め、「チェック」の回数が増えるとお互いの負担になるのではないでしょうか。「ディレクターがチェックするから安心」ではなく、直接クライアントに渡す記事だと思うこと。

ディレクターの目線をもてばキャリアアップへつながります。

 

――独立を考えているライターやディレクターへアドバイスをお願いします。

フリーランスになると時間の縛りがありません。自己管理になるので、やらざるを得ない環境を自ら作っていくことも重要になります。

そのうえで、目標を明確にしていくことが大切です。毎月のマイルストーンを強いて「この月はこのくらいの記事を執筆」して、「このくらいの単価を受ける」と決める。毎月目標を設定して、週ごとに進捗を追っていくことがおすすめです。

もうひとつは変化に慣れること。ディレクターになるとイレギュラーな対応に追われることは多々あります。新しいお店にいったり、いつもは買わないものを買ったり。日常に変化を加えることで、新しいことに挑戦できるのではないかと思います。

 

――なるほど。ライターであれば、別ジャンルなどにチャレンジするなど、そういう姿勢も重要だなと思いました。ありがとうございます!

 

 

濱田 将伍さんのTwitterアカウント
https://twitter.com/shogo_08

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