【ディレクター取材】初心者ライターに伝えたいきっかけの作り方

【ディレクター取材】初心者ライターに伝えたいきっかけの作り方

今回は、「合同会社たかしお」の代表社員 大久保崇さんにインタビューしました。

「案件が続かない」「SNSを続けても仕事の依頼がこない」など、案件獲得に苦労しているWebライターも多いのではないでしょうか。今回はフリーランスライターを経て、法人化したという大久保さんに、駆け出しの頃はどのように案件を獲得していたのかなどを聞きました。

案件の獲得にはSNSやブログサービスを活用

――まずは自己紹介をお願いします

2020年10月にフリーランスのWebライターとして独立し、2023年1月に法人化して合同会社たかしおを設立しました。

ライターになる前は営業職の仕事をしていたので、まったくの未経験からはじめたのですが、クラウドソーシングやSNSなど少しずつ実績をつくり今に至ります。

 

――駆け出しの頃、案件を獲得するために意識していたことや具体的な取り組みなどあればお聞かせください。

SNSを通じて、ライターさんを中心にいろんな方と積極的にコミュニケーションを取るようにしていました。仲良くなったライターさんから、案件を紹介していただき長期的に継続しているケースは多いです。

あとはnoteなどのブログサービスで、日々の日常で感じたことをエッセイにして発信していました。自分のライティング力を磨くためと、日頃考えていることを発信することでつながりを増やしたいと考えたからです。

その他で気をつけていたのは、ポートフォリオとして公開する記事はできるだけ自分一人で書いたものを掲載するようにしていました。企業側としては、ライター本人の実力を見るためにも編集者の手が入ったものでなく、本人一人で書いた記事を見たいと思っていたので。

 

――良いコンテンツを制作するためにはどうしたら良いのでしょうか

良いコンテンツの定義は、クライアントの要望や想定する読者によってさまざまあるかと思いますが、私は「このコンテンツが読者の役に立つか」ということを常に忘れないようにしています。

それと、執筆者としての自分の考えや意見をしっかり持っておくことも大事だと思っています。誰かに書かされた記事ではなく、自分で自分の記事を読んだ時に自信を持って良いと思えるものをつくるよう心がけています。

 

ディレクターから見た依頼したいと思えるライター像とは

――ディレクターになったきっかけはどのようなものでしたか

クライアントと長期的にお付き合いしていくなかで、ライティングだけでなく自然とディレクションの役割も求められるようになったことです。

 

――大久保さんがライターに求めることはどのようなことでしょうか

クライアントの意図や意思を読み取りコンテンツ制作ができることと、きちんと自分のコンテンツだと思って記事制作ができることでしょうか。たとえばPREP法や共有されたトンマナを意識するだけの記事制作であれば、その人でないとつくれないコンテンツではありません。PREP法を意識しつつ、どんな主張を入れると良いコンテンツになるのかを考えられると、依頼する側としても心強く思います。

 

――「合同会社たかしお」を設立されましたが、今後はどのような活動を目指したいですか

企業が抱える、コンテンツ制作に関わるコストや工数の課題を解消し、事業の成長を加速させられる存在になるのが弊社のミッションです。そんな自分に共感していただける仲間も集め、チームならではの心強い支援ができるようになろうと考えています。

 

――これまでさまざまな経験を積んできた大久保さんだからこそ、手助けできることは多そうですね。ありがとうございました!

 

合同会社たかしお 代表社員 大久保崇さん

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