経験を積んでスキルを上げたWebライターが収入をUPさせるために必要なのが、単価交渉です。
単価交渉を成功させて、ワンランク上のライターを目指しましょう!
この記事では、「単価交渉を考えているが、どうしたらいいのかわからない!」と考えているライターの方に向けて、単価交渉を切り出すタイミング、単価交渉を成功させるためのポイント、それを踏まえた文章例などを紹介していきます。
今回、この記事の作成にあたって、ミライトマッチのユーザーで単価交渉の経験があるWebライターの方々を中心に、単価交渉に関するいくつかの質問に回答していただきました!
そのアンケート結果を踏まえて、記事を作成しています。
単価交渉をするメリットは?
実際に単価交渉の経験があるライターの方々に、単価交渉をおこなってみて良かったと感じたことをアンケートで調査したところ、次のような意見がありました。
・自分がクライアントにどれだけ貢献できているかを再確認できた。
・適正な報酬をもらえるようになって嬉しかった。
・報酬面で納得のいかない依頼を回避できる。
・案件にかけられるリソースが増えるので、成果物の質が向上する。
・クライアントの選定ができるようになる。
このように、単価交渉を成功させることは、Webライターをするうえでメリットが大きいです。
単価交渉を行う方法は?
アンケートをおこなったライターの方々に、単価交渉を行った方法について調査したところ、メール等、文面での交渉が67%と最も多く、22%の方がオンラインのミーティングツールを使った交渉を行っていました。
クライアントの要望に合わせて、交渉の方法について柔軟に対応ができるようにしましょう。
単価交渉を切り出すタイミング
ここでは、Webライターが単価交渉をするタイミングについて解説していきます。
単価交渉を成功させるためには、タイミングが非常に重要です。
いつ単価交渉を切り出すべきかわからずに悩んでいるwebライターの方は、参考にしてください。
まず、単価交渉を切り出す際の大前提として、クライアントとの信頼関係が築けていることが必要です。まだ信頼関係の薄いクライアントに単価交渉を切り出しても、クライアント側も判断が難しいです。
もちろん個人差はありますが、最低でも契約から3か月以上たち、その間に複数の記事を作成してから単価交渉を切り出すべきでしょう。
アンケートの結果も、契約を継続し、信頼関係がある程度できてから単価交渉をしたライターの方が多かったです。
それでは、タイミングについてさらに詳しく解説していきます。
①単価が上がることによるメリットを提示できるとき
単価交渉成功には、クライアントを納得させる材料を提示することが重要です。単価が上がることで、クライアントにどのようなメリットがあるのかを伝えましょう。メリットには以下のような例があります。
・納期を早められる。
・担当する記事数を増やせる。
・取材などを行いリサーチの質を高められる。
・WordPress入稿など作業項目を追加することができる。
クライアントが、このようなメリットがあるなら単価をあげてもいいと思えるようなものを提示できるようにしておきましょう。
②追加の作業を依頼されたとき
契約を継続していく中で、クライアントから、様々な業務を追加されることがあります。最初に依頼をされた業務に追加のものが発生したのであれば、単価交渉を切り出しましょう。
追加の対応事項を易々と受け入れるのではなく、適切な単価交渉をすることで、クライアントとの良好な関係を築くことにつながります。
③平均受注単価が上がったとき
Webライターとして経験を積んで、スキルアップしていくと、だんだん単価の高い仕事が受けられるようになり、自身の平均受注単価が徐々に上がっていきます。
平均受注単価があがっていくと、昔から契約していた案件の単価が相対的に低くなります。
そこで、このままの単価だと、契約を継続することが難しくなるということを伝えると、成功する確率が高いです。
④同じような内容の案件が、高い単価で募集されているのを見かけたとき
現在受注している案件と似た内容の案件がそれよりも高単価で募集されている場合は、交渉する余地があります。
そのことを伝えることで、成功の可能性が上がります。
⑤自分の成長を、明確に伝えられるとき
クライアントを納得させるためには、自身のスキルアップを明確に伝える必要があります。
Webライターに関する資格の取得や、対応できるジャンルの増加など、わかりやすいスキルアップができたときに、単価交渉を行うと納得してもらいやすいです。
単価交渉を行う際のポイント
単価交渉を実際に成功させたライターの方のアンケート等を踏まえた、単価交渉を行う際のポイントを解説していきます。
ポイントを意識して、成功率を上げていきましょう。
①丁寧な言葉遣いと控えめな表現
交渉を行う際、言葉遣いは非常に重要です。特に、文面で交渉を行う場合には、言葉選びの重要度が高いです。
丁寧な言葉遣いと、控えめな表現で、印象を良くしましょう。
②単価を上げてほしいことと、その理由は率直に伝える
単価交渉をする際は、単価を上げてほしいという旨と、その理由は、はっきり率直に伝えるようにしましょう。
そこを遠慮して遠回しな表現にしてしまうと、クライアントに単価交渉についてはぐらかされてしまう可能性があります。
丁寧な言葉遣いと謙虚な姿勢は大切ですが、“交渉”ですので、単価を上げてほしい旨とその理由については、遠慮せず率直に伝えましょう。
③希望単価は具体的に伝える
希望単価は、具体的に伝えましょう。
例:
現在:XXXX~XXXX字×文字単価△円=〇〇円
希望:XXXX~XXXX字×文字単価〇円=〇〇円
クライアントに単価の上げ幅を委ねてしまうと、希望をだいぶ下回った単価を提案されてしまうことがあります。
例のように、数字で具体的に伝えることで、希望の単価になる可能性が上がります。
④クライアントに予算を尋ねる
クライアント側の、Webライターへの外注費の予算が決められていることがあります。
このような場合には、単価にも上限がありますので、それを把握することで、単価の提案がしやすくなります。
希望単価の提示をした後に、クライアントから予算の上限があると言われたら、大まかな予算を尋ねるようにしましょう。
文章例
ここでは、実際に単価交渉を成功させたライターのメール文をもとにした、文面による単価交渉の文章例を紹介します。
提示できるメリットなどはそれぞれ違いますが、交渉の際の参考にしていただけると幸いです。
〇〇様
お世話になっております。
いつもご依頼頂きありがとうございます。こちらから1点ご相談したいことがあります。
ありがたいことに現在多くのご依頼を頂いておりまして、今後は既存案件含め、一律文字単価〇〇円より受注することにいたしました。つきましては、次の内容でご検討頂けないでしょうか?
現在:XXXX~XXXX字×文字単価△円=〇〇円
希望:XXXX~XXXX字×文字単価〇円=〇〇円ご検討頂ける場合は、担当する記事数を増やし、納期を早めることが可能になります。
今後も〇〇様と末永くお仕事をさせて頂きたく思っております。
ぜひご検討頂けますと幸いです。どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。
その他にも、
「毎週ライティングをさせてもらっている中で、自分の中でしっかりと丁寧に伝えることができてきたと思います。今後、ますます高品質を作りたいために単価をあげていただくことによって、さらに高品質な記事を提供することができると思います。」
「今回の記事は、内容が専門的となりますので、執筆のみですが文字単価〇〇円でもよろしいでしょうか。執筆して、最終的な文字数で金額を算出しようと思います。」
などといった文面で交渉を成功させたライターの方もいました。
まとめ
単価交渉について解説してきましたが、いかがだったでしょうか。皆さんの単価交渉の助けになったら幸いです。
単価交渉は、必ず成功するとは限りませんが、成功することで、仕事へのモチベーションを上げ、さらなるスキルアップをもたらします。
単価交渉を成功させて、Webライターとしての仕事の幅をさらに広げましょう!
監修者プロフィール
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【プロフィール】
・新卒でアクセンチュア株式会社に入社し、2019年に株式会社IT&Pluckticeを創業
・SEO記事制作現場におけるマッチングの課題感を解決すべく、ライティング人材に特化したマッチングサービス「ミライトマッチ」を立上げ・運営
【実績】
・Webマーケ会社にて、複数SEOメディア事業の立ち上げ、収益化に貢献
・2021年に「ミライトマッチ」をリリースし、1900名以上のフリーランスを集客。企業と人材のマッチング率は約90%を誇る
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