【ディレクター取材】ディレクター必見!時短フィードバックのコツ

【ディレクター取材】ディレクター必見!時短フィードバックのコツ

今回は、Webライター、講師、ディレクターを勤めている斎藤あやかさんをインタビューしました。

ディレクターのなかには、ライターへの「修正が多くコメント入力に時間が掛かる」「オンライン面談をしたくても予定が合わない」など、フィードバックに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そんな全ディレクターさんにこの記事はおすすめです。

斎藤さんの「時短フィードバックのコツ」とは、Zoomの録画機能を活用したフィードバックです。動画を使うと、お互いの時間短縮になるうえに、意思疎通が図れるとのこと。インタビューから学んだ画期的な方法をご紹介します!

斎藤あやかさんのご経歴

――まずは、自己紹介をお願いします

Webライター、Webライター養成講師、記事作成のディレクターを務めている斎藤あやかです。私は2012年からライターを始め、今年で11年目を迎えます。これまで、SEO記事やホームページ記事、LPの作成などに携わってきました。

現在も、ライティングは幅広いジャンルを受けています。

――これまでどのようなお仕事をされてきましたか

大学生からWebライターを始めていますが、当時はアルバイト感覚での活動でした。大学卒業と同時に結婚し、パートと兼業でハードな日々を過ごした後、妊娠・出産を機にパートを辞めてほそぼそとライティングのみ続けていました。本格的に始めたのは2016年ですね。フリーランスとして開業しました。

~斎藤あやかさんのご経歴~

2012年   Webライターを始める

2016年   フリーランスとして開業

2021年   Webライター養成講師に従事。

2022年2月  「株式会社タスキ」のディレクションに従事

2022年9月 トークイベントへWebライターとして登壇し働き方について講演

2022年10月 Webライター初心者向けのYouTubeチャンネルを開設

2022年11月   個人で添削やサービスの提供を開始

ディレクターのお仕事について

――ディレクターをはじめたきっかけを教えてください。

昨年2月に株式会社タスキの社長さんから、「モグジョブ」の記事を増やしてほしいという依頼を受けました。株式会社タスキさんのサイト記事を寄稿していたことをきっかけに、声をかけていただきました。

社長さんからは、「ライティングを外注するうえでディレクションをしてほしい」とお話がありました。これまでサイトの記事はアルバイトのライターが執筆していたとのことですが、時給換算ではライター個々の評価がしにくいという悩みがあったそうです。

モグジョブは、就活生向けのサイトです。私はライターの採用からはじめ、進捗管理表を作成してディレクションを行っています。

――ディレクターとしての斎藤さんのスケジュールを教えてください

ディレクターとして、ライター2名とコミュニケーションをとりながら活動中です。

私の1カ月のスケジュールは下記のようになります。

 

~ディレクター1カ月のスケジュール~

  1. ライターからのテーマ提案をチェック
  2. クライアントチェック
  3. ライターへ業務依頼(スケジュールやクオリティの担保などを考慮して本数と割り振りを決める)
  4. ライターが構成を作成
  5. ライターが執筆
  6. ライターの原稿を校正・校閲
  7. ライターへフィードバック
  8. 編集
  9. クライアントへ納品

しばらくすると、クライアントから「安定した記事の供給ができるようになった」「SEO順位もアップした」と喜びの声をもらえ、嬉しかったです。登録ユーザー数が前年より20%増えたといわれています。

 

――ディレクターをするうえで大事にしていることを教えてください

テーマ提案・執筆はライターにお願いするようにしています。理由は、ライターが書きたい内容や方向性を尊重したいからです。

私もWebライターなので、決められた構成で執筆する大変さを理解しています。書きたい内容を考え、執筆してもらい、私も運営上の方向性とズレがないようにしっかりチェックしながらサポートする体制をとっています。

スケジュールも無理なくできるように調整し、仕事がしやすいと感じてもらえるように気をつけています。

ディレクター必見!時短フィードバックのコツ

――どのようなことを意識しながらフィードバックをしていますか

私はライターの記事を読むときは、「自分が最初の読者である」ということを常に意識しながら読んでいます。

例えば、モグジョブは、多様性を尊重するサイトなので下記についてもチェックしなければなりません。

・決めつける表現がないか

・ポリティカル・コレクトネスを意識できているか

サイトを閲覧する方は学生や企業など、さまざまな方が読んでいるので、誰に対しても読みやすい記事を意識しています。

また、どこに訂正が必要なのかコメントと根拠を添えるようにしています。どの記事の確認でもそれは必要なことです。

ただ「こうして」と伝えると一方的になり、ライターがモヤモヤしてしまうのではないでしょうか。例えば、私が文章を読んで感覚的に感じたことも、「こういう風に感じるからこうした方がいいかもしれませんね」と「なぜ直したいのか」をしっかり伝えるようにしています。

 

――フィードバックのコツを教えてください。

ただ、丁寧にフィードバックをしようと思うと時間が掛かりますよね。私も一時期は同じ悩みがありました。解決方法として、私はZoomの録画機能を使ってフィードバックを録画しています。

修正が多いときに限りますが、ライターへ動画を送り「質問があればチャットワークで共有してください」というかたちで行っています。

動画を使う一番のメリットは、フィードバックのコメントでは伝わらないニュアンス(怒っているわけではない)ということも伝えられることです。ライターからも「2倍速で見られて助かる」という声もあり、お互いに時短になりました。

 

【フィードバック動画の作り方】

Zoomを開いて「レコーディング」機能を使いながら画面共有をし、フィードバックの内容を説明しながら録画します。

※WebページからZoomにサインインし、「設定」の「記録」ページで自動記録をONにすると自動で次回から録画が可能です。

クライアントワークで大切にしていること

――クライアントワークで大切にしていることはありますか

全ての仕事に共通していることですが、クライアントが目標を達成できるコンテンツづくりを目指しています。

モグジョブの場合は、ターゲットが学生です。そのため、ライターも就活中の方や就活を終えたばかりの方を採用しました。ターゲットと同じ世代だからこそ肌で感じていることを表現していもらいたい。ライターが気持ちよく書いてもらうと良い記事になると考えました。私では表現できないフレッシュな視点が持ち味になっています。

――Webライターを始めたころから目的意識があったのでしょうか

いいえ、最初から目的意識があったわけではありません。個人事業主になり、意識が変わりました。私は企業のクライアントが多いので、エンドユーザーが抱える悩みまで解決できる記事制作を意識しています。

お客様あってのお仕事なので、目的を達成するのは当たり前ですし、プラスアルファーでクライアントに貢献することが大切だと思っています。「あなたに任せて良かった」と心からいってもらえるようにお仕事をすることがひとつの目標です。

――ありがとうございます。目的意識をもつことは大切ですね。時短フィードバックのコツなど、とても勉強になりました!

斎藤あやかさんTwitterアカウント

https://twitter.com/webwriting3110

株式会社タスキ運営「モグジョブ」

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監修者プロフィール

川俣 貴裕
川俣 貴裕株式会社IT&Plucktice 代表取締役
【プロフィール】
・新卒でアクセンチュア株式会社に入社し、2019年に株式会社IT&Pluckticeを創業
・SEO記事制作現場におけるマッチングの課題感を解決すべく、ライティング人材に特化したマッチングサービス「ミライトマッチ」を立上げ・運営

【実績】
・Webマーケ会社にて、複数SEOメディア事業の立ち上げ、収益化に貢献
・2021年に「ミライトマッチ」をリリースし、1900名以上のフリーランスを集客。企業と人材のマッチング率は約90%を誇る

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