近年、多くの企業が自社製品やサービスの情報発信を行うため、Webメディアを活用しています。
しかし、Webメディアは情報発信ツールとしての役割に加え、メディア自体で収益を生むことも可能です。
そこで、今回はWebメディアから収益を得るための様々なマネタイズ方法を網羅的に解説します。
各種マネタイズ手法における成功事例も紹介しているので、「既にメディアを運営されている方」や「収益化のためにメディア運営を検討されている方」はぜひ最後までご覧ください。
Webメディアの種類と運営する上でのポイント
”Webメディア”とひと口に言っても、企業が活用する「オウンドメディア」やいわゆる情報まとめサイトの総称を指す「キュレーションメディア」など様々な種類があります。
ここでは、代表的なWebメディア5つの特徴と運営する上でのポイントを解説します。
①1次メディア
「1次メディア」は情報の発信源となるタイプのメディアで、主に編集者やライターが、編集機能をもちながら運営しているメディアのことを言います。
メディア自身が発信源となる1次情報をメインに取り扱うため、「1次メディア」という呼ばれ方をします。そのため、「1次メディア」では、オリジナルコンテンツが公開されている場合が多いです。
主に、以下の3種類の記事がコンテンツとして扱われます。
- オリジナル記事:そのメディアのライターや編集者が企画して執筆をおこなうオリジナル(独自)の記事
- 寄稿記事:そのメディアと契約を締結している外部のライターや専門家が執筆をおこなう記事
- 転載記事:海外記事の翻訳や引用元を示した上での転載記事
1次メディアは、この後紹介する「2次メディア」や「キュレーションメディア」などの情報源となることが多い為、情報の正確性を意識したコンテンツ作りをしていくことが重要となります。
代表的な1次メディアとして、読売新聞や産経新聞、日本経済新聞等の新聞系メディアなどが挙げられるでしょう。
②2次メディア
2次メディアは、1次メディアで発信されている情報を、2次的に掲載しているメディアを指します。
「Yahoo!ニュース」や「livedoorニュース」「LINE NEWS」などがこの2次メディアに該当します。これらは私たちが普段から目にする媒体であり、アクセスするユーザーが非常に多いため、1次メディアで発信されている情報をより多くの読者に届けるという役割を担っています。また、2次メディアと言いつつも、「LINE NEWS」のように、独自のインタビュー記事などを公開しているハイブリッド型のメディアも多く存在します。
2次メディアでは、記事本文やタイトルに修正を加えることなく、そのまま投稿するサイトや、アクセス増加を見込み一部表現を変更した記事に完成させる場合もあります。現在は、1つの記事で網羅的に情報収集が出来ることから、後に紹介する「キュレーションメディア」が人気ですが、このキュレーションメディアも2次メディアに該当します。
1次メディアと異なり、情報を流用する2次メディアでは企画力やコンテンツのクオリティは必要無い場合が多いですが、様々なジャンルの情報を大量に配信していく体力が必要となります。一方キュレーションメディアでは、複数の記事から情報をまとめ、要約する能力が必要なので、メディアのタイプごとに特性が変わることを踏まえておきましょう。
③オウンドメディア
オウンドメディアとは「自社で所有するメディア」であり、企業が所有するホームページ、ブログ等を総称したメディアです。企業が所有しているメディアということでSNSアカウントやYouTubeチャンネル等もオウンドメディアに該当しますが、一般的なオウンドメディアの文脈では、ホームページやブログ等を意味します。他にもECサイトやブランドサイト、コーポレートサイトなどがオウンドメディアにあたります。
オウンドメディアは”企業の名刺”のような存在であり、「集客のツール」「顧客との接点」「顧客のロイヤル化」「企業イメージや認知の向上」など様々な役割を果たすことができます。さらにオウンドメディアで公開されるコンテンツは、「メルマガの配信」「営業資料での利用」「SNSでのシェア」など「2次利用」という面でも有効活用することができます。
ビジネスにおいて、Webを活用したいと検討している企業は、オウンドメディアの運営が必須となるでしょう。このように、オウンドメディア運営は企業活動に有効である一方で、上述した通り、オウンドメディアは「企業の名刺」のような役割を果たすため、情報の正確性や情報の受け手を不快にさせないコンテンツの蓄積など、細心の注意を払う必要があります。
④キュレーションメディア
「キュレーション」とは、「インターネット上の情報を収集しまとめること。または収集した情報を分類し、つなぎ合わせて新しい価値を持たせて共有すること」であり、「キュレーションメディア」とは一般的に「特定のテーマに沿って広く情報を収集しまとめたサイト」を指します。
インターネット上に多くの情報が溢れている現代で、特定のテーマに沿って情報がまとまっているキュレーションメディアは、非常に便利なものであり、皆さんの中にも普段からキュレーションメディアで情報収集を行っている人が多いと思います。
キュレーションメディアでは、1次メディアや2次メディアの情報等を参考にコンテンツを作成していくため、他のメディアと比較して参入障壁が低いという利点があります。初期費用や初期投資が比較的抑えられ低リスクであるため、近年ではこうしたキュレーションメディアの事業に乗り出す企業も多くなっています。
このように参入障壁が低いという利点がある一方で、専門性に乏しいライターが執筆した記事において、その情報の正確性で問題になることも少なくありません。そのため、今後キュレーションメディアの運営を検討している企業は、正しい情報の入手方法や見極め方などのレギュレーションをしっかりと設計し、信頼性を担保したコンテンツを蓄積させていくことが重要です。
⑤SNS(ソーシャルメディア)
TwitterやInstagram、FacebookといったSNSもWebメディアの一種です。SNSは、双方向的なコミュニケーションが取れる点が特徴であり、よりユーザーと近い接点を持つことを目的に、利用している企業が多いです。企業アカウントだけでなく、自社サービスの専門アカウントを立ち上げ、集客や認知拡大のためのツールとして活用するなど様々な利活用方法があります。
しかし、SNSでは「文字数制限のあるTwitter」や「画像がコンテンツの中心となるInstagram」など各種サービスによって制約が存在します。そのため、上述してきたWebメディアや自社製品・サービスを補完するような役割で運用していくことをおすすめします。
ミライトマッチでも、Twitterにて情報発信を行っています。
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メディアのマネタイズ(収益化)方法と成功事例
ここからは、メディアのマネタイズ手段として、代表的な4つの方法を解説していきます。
マネタイズ手段①「広告収入」
まずはじめに、Webメディアのマネタイズ手段として、1番主流で手軽な「広告」を扱った方法を「純広告」「アフィリエイト」「アドネットワーク」の3つに分類して解説していきます。
広告収入①-1「純広告」
Webメディア上に広告枠をつくり、他企業の広告を貼ることで掲載料を得るモデルを「純広告」と言います。
掲載料は設置場所や設置スペース、掲載期間、クリック数などによって変動します。「純広告」にはサイドバナーやヘッダー・フッターに固定で表示させる「バナー広告」、記事の間に挟み込む「インフィード広告」など様々なタイプがあることも特徴です。
広告主は、集客を期待できるWebサイトを広告媒体として選択するため、安定的に流入数(PV数)が見込めるオウンドメディアを運営している企業は、純広告の活用を検討しみてはいかがでしょうか。
しかしオウンドメディアに訪問したユーザーがコンテンツを見る上で、不快感を与えないよう、明らかに妨げになるスペースを避けたり、広告の数もコントロールするといった注意が必要です。
広告収入①-2「アフィリエイト」
アフィリエイト広告は、「オウンドメディアに商品広告を掲載し、その商品広告がきっかけとなって一定の成果が発生した場合に報酬が発生する成果報酬型の広告」を指します。報酬が発生する形式は主に以下の3パターンになります。
- ”広告主指定の成果”を基準とするCPA形式(成果報酬型)
- ”商品広告の表示数”を基準とするCPM形式(インプレッション課金型)
- ”広告主サイトへの訪問数”を基準とするCPC形式(クリック課金型)
アフィリエイト広告は、成果報酬型の広告であるため、純広告のように広告主を自社で募る必要が無く、ASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)に登録するだけで、様々なジャンル・商品の広告掲載を始めることができます。※ASPの仕組みやサービスについては後述します。
アフィリエイト広告では、検索流入からの商品購入につながりやすいキーワード選定とSEO、扱う商材の選定が重要となります。サイト内の記事内容とアフィリエイトの商材がマッチしていないと収益性が低くなる為、サイト設計なども重要となってきます。
現在では、アフィリエイト広告の掲載を目的としたWebサイトやブログが多く存在し、個人や初心者でも取り組みやすいマネタイズ手法と言われています。また、PV数が少なくても、読者のニーズに合わせた内容の記事に広告を掲載することで成約率が高まり、収益アップを見込める可能性もあります。
アフィリエイトは、軌道に乗せてさえしまえば、軽いメンテナンス程度で、長期間収入を得続けるとも言われることもあります。また、ASPの登録は無料なことが多く、Wordpressに代表されるCMSへの初期投資も少額で済む場合が多い為、始めやすいマネタイズ手段と言えるでしょう。
しかし、始めてからすぐに収益化することは難しく、SEO関連の知識、ASPの仕組みについてのキャッチアップ、さらに、検索エンジンで上位表示されるにはある程度の期間や地道な作業が必要となります。また、良質なコンテンツを大量に配信することが定石なSEO対策では、自社内のリソースに加え、外部のライターを起用したほうが効果的であり、そうした費用を鑑みると、初期費用は少額で済んでも、軌道に乗せるまでコストが生じてくるのも事実です。
アフィリエイト広告に必須の「ASP」とは
ASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)とは、インターネット上に点在する様々なオンラインショップの商品を総合的に取り扱うサービスを指し、商品を提供している企業(広告主)と、商品を掲載するメディアの運営者(アフィリエイター)の間に立って、取り引きを仲介する役割を持ちます。
ASPには、「A8.net」や「afb(アフィb)」などの多くの事業者があり、各ASP事業者によって、得意としているジャンル単価が異なります。一般的に、メディア運営者は複数のASPに登録し、単価や報酬が発生する条件を比較検討し、各商材においてどのASPを利用するか決定するパターンが多いと言われています。
このASPを使えば、直接的に広告主と交渉することなく、簡単に多くの商材の広告を掲載可能な為、メディア運営者にとって、非常に便利なサービスです。
ASPサービス①「A8.net」
ASPの最大手として、呼び声高いのが株式会社ファンコミュニケーションズが運営する「A8.net」です。この「A8.net」は2,000年から続いているASPで、広告主数・メディア数ともに日本最大級の規模を誇ります。実際に2021年時点で、メディア登録数が約300万サイト、累計広告主数は約22,200にまでのぼります。
「A8.net」で扱う商材ジャンルは美容・食品・ファッションなどの物販ECから、ウェブサービス・人材・金融・エンタメなどのサービス系まで、幅広いため、アフィリエイトをこれから始めようと検討している企業やメディア運営者は、登録しておくことを推奨します。
運営会社 | 株式会社ファンコミュニケーションズ |
---|---|
サービス開始 | 2000年 |
得意ジャンル | 全般的 |
累計広告主 | 約22,200(2021年9月時点) |
ASPサービス②「「afb(アフィビー)」
「afb(アフィb)」は2006年から開始された株式会社フォーイットが運営するASPです。アフィリエイトマーケティング協会がメディアに対して実施している「アフィリエイト・プログラムに関する意識調査」では、利用しているASPの利用満足度率6年連続1位を獲得しており、担当者の対応などがメディアから評価されていることが分かります。
「afb(アフィビー)」では、美容関連やクリニックといったアフィリエイトの中でも報酬単価の高いジャンルを得意としているところに特徴があります。
運営会社 | 株式会社フォーイット |
---|---|
サービス開始 | 2006年 |
得意ジャンル | 美容、健康食品、クリニック |
累計広告主 | 約13,535(2021年9月時点) |
アフィリエイトサービス③「Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト」
Amazonアソシエイトと楽天アフィリエイトは「物販系ASP」のようなアフィリエイトプログラムです。他のASPでは、賄えないような圧倒的な品揃えを誇る点が特徴です。さらに両社ともに、大規模なECサイト展開であり、ニールセンデジタル株式会社によると、2020年4月時点のオンラインショッピングサービスの利用者数は、Amazonが5253万人、楽天が5138万人であり、多くの方が利用していることが分かります。
共に購入品のカテゴリによって、報酬の料率が変わり、例えばAmazonアソシエイトでは、本や食料、服などが8%、CDやゲームソフト、PCなどは2%となっています。楽天アフィリエイトでは、2~4%の範囲で報酬が発生する仕組みとなっています。
「アフィリエイト」を活用したマネタイズ成功事例
アフィリエイトを活用したメディア成功事例として、株式会社スペースキーが運営する国内最大級のキャンプメディア「CAMP HACK」があります。「CAMP HACK」は、アウトドアの最新トレンドやイベント、ファッションなど、さまざまなシーンを通じてあらゆる“アウトドア人”が満足できる内容を発信するアウトドア専門のWebメディアです。
月間利用者数は340万人、月間総PV数は2,480万PV、またSNS総フォロワー数においては42万人のファンを抱え、さらに年間読者数は2,100万人と、年間キャンプ利用人口730万人を大幅に超えています。
サイトの構成を見ると、関連キーワード~商品名までを網羅的に拾い上げ、検索順位の上昇を狙っていることが分かります。
広告収入①-3「アドネットワーク」
アドネットワークとは、「広告主と広告枠(媒体)をつなぐネットワークを利用した広告配信システム」を指し、純広告やアフィリエイトが各メディアの広告枠を個別に販売する仕組みであるのに対して、アドネットワークは初めから複数のメディアを広告媒体とするのが特徴です。
広告枠(メディア媒体)がアドネットワーク事業者と契約した後、広告配信可能な媒体としてネットワーク内に登録し、配信枠を設置すれば、その枠に自動で広告が表示される仕組みです。そして、メディア運営者は、掲載された広告の「表示回数」や「クリック数」、「アプリインストール数」などに応じ、収益を得ることが可能となります。なお、代表的なアドネットワーク事業者は、Google AdSense(アドセンス)などがあります。
仕組みとしては、アドネットワーク事業者と契約し、広告枠を設置しておくだけなので、簡単ですが、掲載広告をオウンドメディア側で決めることができないため、意図しない広告が掲載されてしまうといったリスクもあります。
そのため、アドネットワークを活用しマネタイズを検討している企業は、必ず各アドネットワークで用意されている属性セグメントを設定し、配信する広告を調整することをおすすめします。
アドネットワークサービス「Googleアドセンス」
画像引用元:Enazeal
Googleアドセンスでは、広告をクリックされるごとに収益が発生する、「クリック課金型」を採用しており、広告フォーマットも「ディスプレイ広告」「インフィード広告」「記事内広告」など多くのタイプに適用させることができます。PV数に換算すると、1PVあたり0.3円ほどの収益が見込めるとされており、月100万PVあれば月30万円の売上が期待できるでしょう。
Googleアドセンスは、付与されたコードをサイト内に追加するだけで、サイトの仕様に適した最適な広告が自動的に表示されるため、非常に広告掲載が簡単という特徴があります。
しかし、Googleアドセンスを活用するためには、「そのオウンドメディアが価値あるコンテンツを配信しているか」の審査に通ることが必要ですが、その審査がとても厳しいとされています。数記事しか蓄積されていな未熟なメディアや、低品質なサイトなどは審査落ちになってしまうため、ある程度メディアを拡充させたうえで、審査に通すことをおすすめします。
マネタイズ手段②「記事広告(タイアップ広告)」
タイアップ広告とも呼ばれる記事広告は、広告主である企業の商品やサービスのPRを目的とした記事を制作して、広告主から直接的な利益を得る方法を指します。アフィリエイトやアドネットワークと異なり、広告主から間接的ではなく直接的に利益を得るところに特徴があります。
ユーザーに対し、”広告”を感じさせにくいという利点があり、よくある手法として、インタビュー記事が配信されていることが多いです。
注意点として、メディア内に蓄積されているコンテンツと統一性を持たせるため、ある程度「メディアと親和性のある商材を持つ企業」を対象にタイアップ広告を作成するのが良いでしょう。
また、親和性がある場合でも、PRの側面を前に出しすぎる等、明らかに他のコンテンツと毛色が違うと、オウンドメディアに加え出稿主にも不信感を与えかねないため、ユーザーが違和感を持たないよう意識しましょう。
「記事(タイアップ)広告」を活用したマネタイズ成功事例
「記事(タイアップ)広告」を活用したマネタイズ成功事例として、株式会社マイベストが運営する「my best」があります。
「my best」は以下のコンセプトで、おすすめ情報を発信しているサイトです。
”実際に商品を購入して自社の施設で比較検証したり、専門家を中心としたクリエイターが自らの愛用品やおすすめ商品を紹介して、あなたの“選ぶ”をお手伝いします”
アフィリエイトサイトとしての一面もありますが、メインの収入はBtoBのタイアップ広告であり、そのPV数は月間3000万を超えます。こちらのサイトで公開されているタイアップ広告の相場を参考にすると、「my best」では、1か月間、1つのPR広告を掲載すると100万、200万円以上の収益化に成功していると判断できます。
マネタイズ手段③「コンテンツの有料化」
オウンドメディアにファンが確立できたタイミングで、コンテンツを有料化することでも、マネタイズを図れます。よくある手法として、「記事の冒頭は無料で公開し、途中から有料化する仕組みである課金制記事」、「有料のメルマガ配信や有料会員限定の記事配信などのサブスクリプション」の2つがあります。
課金制記事では、上述の通り、記事の冒頭を無料で公開し、途中以降を読むために会員登録を条件とする方法があります。これはニュースサイトなどで用いられる手法であり、最近では、noteの有料記事に誘導する手段も使われています。
サブスクリプションは、「月額使用料など定額料金を設定し、一定期間サービスを提供するビジネスモデル」を指しますが、Webメディアにおいては、有料会員限定で、定期的にお役立ち情報を配信したりなどという方法が考えられます。
サブスクリプションは、一度契約してもらえれば、継続して収益が発生しますので、非常に安定したマネタイズ方法と言える一方で、無料で有用な情報を多く入手可能な現代で、コンテンツを有料化するということはユーザーにそれだけの価値を感じてもらう必要があるため、コンテンツ作りやターゲット選定は慎重に行う必要があります。
「コンテンツの有料化」を活用したマネタイズ成功事例
コンテンツの有料化でマネタイズに成功しているサイトとして、人気占い師・作家であるしいたけ.さんが運営する「しいたけ占いのしいたけ.」があります。
「しいたけ占いのしいたけ.」は、文章、写真、イラスト、音楽、映像などの作品を配信するウェブサイト「note」を活用し、占いに関するコンテンツを公開しています。
より踏み込んだ内容を記載している記事では、途中から課金制となっており、さらに「note」のマガジン機能を利用して、星座別のフォローアップアドバイス記事を毎月販売したりもしています。記事を単体で購入させることも可能ですし、毎月占いの結果を知りたい人はサブスクリプションという形で申し込むこともできます。
マネタイズ手段④「売却」
広告等で収益化が図れなかった場合でも、「コンテンツの質と量」「ドメインの強さ」「PV数」等が優れていると判断され、魅力を感じた企業がオウンドメディアを買収するケースもあります。
矢野経済研究所の調査によると、以下の表の通り、Webサイト売買の市場は2006年から2010年にかけて急激に成長し、2005年には成約案件10件、売却金額にして4,000万円規模の市場に過ぎなかったものが、翌年には160件、6億4,000万円に伸び、その後も倍増の勢いを見せて2010年には成約1,500件、85億円規模に達しています。
今では、KIMARU等の「サイト売買プラットフォーム」が存在し、「Webメディアを数億円で売却する」という話もよく聞きます。
「Webメディア売却」の成功事例
2020年、株式会社プルチーノが漫画紹介メディア「漫画大陸」を2億2000万円で、株式会社リアルワールドに譲渡しました。
月間約600万PVを達成する「漫画大陸」は公式の漫画アプリ・電子書籍サイトへの導線を担う役割のWebメディアであり、「漫画を含めたエンタメコンテンツ全領域においてユーザーとコンテンツをつなぐマッチングメディアプラットフォームを形成し、シェアNo.1を目指す」と公言している株式会社リアルワールドが、事業開拓を狙い譲り受けた事例です。
おわりに
株式会社IT&Pluckticeでは、企業様のWebメディア収益化をご支援しています。
「Webメディア立ち上げ後、1年で月商100万円の収益化」
「支援先企業のメディアにて、立ち上げて2年で月間10万PVの達成」などがあります。
さらに、完全外部委託に加え、ミライトマッチを活用した、「ライター/ディレクターの紹介」も可能です。
オウンドメディアの立ち上げにお悩みの方がいらしたらぜひお気軽に無料相談をお申込みください。
監修者プロフィール
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【プロフィール】
・新卒でアクセンチュア株式会社に入社し、2019年に株式会社IT&Pluckticeを創業
・SEO記事制作現場におけるマッチングの課題感を解決すべく、ライティング人材に特化したマッチングサービス「ミライトマッチ」を立上げ・運営
【実績】
・Webマーケ会社にて、複数SEOメディア事業の立ち上げ、収益化に貢献
・2021年に「ミライトマッチ」をリリースし、1900名以上のフリーランスを集客。企業と人材のマッチング率は約90%を誇る
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