ライター募集中の企業と直接契約するコツは?長期継続の案件獲得に向けた動き方を解説!

ライター募集中の企業と直接契約するコツは?長期継続の案件獲得に向けた動き方を解説!

Webライターの仕事にも慣れ、”そろそろ安定した収入を目指して企業と直接契約したい”と考えている方も多いのではないでしょうか。

企業と直接契約する案件は、きちんとコミュニケーションを取って満足度の高い仕事ができれば、長期にわたる継続受注につながることも多くあります。

1つでも長期継続の仕事があれば、収入のめどが立つ上に、ライターとしても仕事がしやすくなるでしょう。

企業と直接契約するためには、クラウドソーシングを活用するとき以上に、さまざまなことを意識しながら行動する必要があります。

今回は企業との直接契約を目指すライターのみなさまに、仕事獲得のコツや心構えなどをご紹介します。

多くの方が利用するクラウドソーシングは、継続受注が難しい

未経験からライターになった方や、まだ実績が少ない方の多くは、クラウドソーシングを活用して案件を獲得しているのではないでしょうか。有名なところではランサーズやクラウドワークスなどがあり、未経験でも応募可能な案件が多数公開されています。

クラウドソーシングには、駆け出しライターが実績をつくりやすい、案件が豊富といったメリットはありますが、受注した案件は単発ないし複数回で終了してしまうことがほとんどです。

クライアントと契約書の取り交わしが不要な代わりに、1つの案件を終えるたびにシステム利用料を20%程度も払い続ける必要があるため、実際に得られる報酬額も少なくなってしまいます。

1つの仕事に継続して携わったり、収入を安定させたりしたい場合は、企業と直接契約するという方法も検討する必要があります。

企業と直接契約するメリットとは?

企業と直接契約を結んで継続的に受注するメリットは、3つあります。

クライアントと良好な関係が築きやすい

企業の担当者と密なコミュニケーションが取れるため、良好な関係を築きやすくなります。

多くの場合、案件の遂行にあたっては、チャットツールやビデオ会議システムを利用してこまめに打ち合わせや認識のすり合わせをしていきます。

クラウドソーシングでは仕事開始時と納品時のコミュニケーションにとどまってしまいますが、直接契約であればクライアントと密にコミュニケーションを取ることができます。

次第に、クライアントの特長や仕事のスタイルなども見えてくるため、良い関係を築きながら仕事をすることができます。

長期継続につながりやすく、収入のめどが立つ

長期継続にもつながりやすく、収入のめどが立ちやすい点もメリットです。

企業案件では今後も継続して仕事を依頼できるライターを探していることが多いため、クライアントとしっかりコミュニケーションを取り、満足度の高い仕事ができれば、長期間の契約を獲得することも可能です。

継続案件となれば収入のめども立ちやすく、営業活動やクラウドソーシングへの応募に割く時間も減らせます。

また、スポット案件は受注のたびにクライアントのレギュレーション、企業情報、執筆媒体の特徴などの情報をキャッチアップする必要があります。

しかし継続案件であれば企業や媒体の特徴、レギュレーションなどは既に学習済みのため、キャッチアップに要する時間を削減できます。

収入が安定し、使える時間が増えるからこそ、目の前の仕事により集中して取り組めるようになります。

単価交渉もしやすい

単価や契約内容について、自ら動いて交渉できるメリットもあります。

高品質の仕事をしていると、その点が評価されてクライアントから単価アップの提案が来ることもあります。

直接契約の案件であれば、目の前の仕事に毎度しっかりと取り組み、最高のクオリティで納品することを心がけるだけでも、ライターとしてのキャリアアップにつながる可能性があります。

直接契約を目指した、オススメの案件獲得方法

ここからは直接契約を目指した案件の獲得方法を6つほどご紹介します。それぞれにメリットとデメリットがあるため、ご自身に合う方法を選んでいただくと良いでしょう。

①知り合いに紹介してもらう

知人にクライアントを紹介してもらうのは、フリーランスとしては王道の案件獲得方法です。

もともとの友人・知人だけでなく、イベントやコミュニティに積極的に参加して人脈を広げ、何か仕事がないか聞いてみることで、直接契約の案件獲得につながります。

ライターとして活動している様子をSNSに投稿しておくだけでも、自然と知人から仕事の相談が来ることもあります。

<メリット>

  • 自分のことを理解した人から紹介されるため、クライアントとのミスマッチが少ない
  • 知人と関係性のある企業のため、安心して応募できる

<デメリット>

  • 何かトラブルなどがあったときに言いだしにくい
  • 知人の信頼を裏切らぬよう、細部まで気をつけて仕事をする必要がある

②SNSを活用して案件を獲得する

最近はTwitterやWantedly、YOUTRUSTなどのSNSで案件を募集する企業も増えています。「ライター募集」というキーワードで検索し、興味のある案件には積極的に応募すると良いでしょう。

<メリット>

  • DMやリプライなどでコンタクトを取ればよいため、簡単に応募できる
  • 募集先のSNSを確認することで、企業のカラーなどを理解した上で応募できる
  • コミュニケーションがスムーズに進むことが多い

<デメリット>

  • 日頃使用しているSNSの場合、緊張感がなくなる可能性もある
  • 競争倍率の高い案件も多い

③企業サイトから直接応募する

ライターを募集中の企業サイトから直接応募する方法もあります。

お問い合わせフォームや採用サイトに、ライター応募用のフォームを用意している企業も多いため、書いてみたいコンテンツを制作している企業のサイトをよく確認してみると良いでしょう。

<メリット>

  • 比較的良い条件で契約できることが多い
  • 自分の書きたい領域の仕事にチャレンジできる

<デメリット>

  • 高いスキルや目を引く応募文の作成、見やすいポートフォリオの準備など、応募へのハードルが高い
  • 選考したい人にしか連絡がいかないことも多い

④ミライトマッチを活用する

最近はフリーライターと企業の案件をマッチングするサービスもありますが、企業との直接契約、高単価、継続案件に特化した『ミライトマッチ』を活用するのもオススメです。

リリース時点で80社以上の企業と400名以上のライターが登録し、幅広い案件があります。

多くの企業から「高いスキルを持ったライターを採用できた」「自社にマッチしたライターと出会えた」「求めるクオリティ以上の記事で、積極的に提案してもらえてありがたい」と評価を受けているサービスです。

<メリット>

  • ライターと良い関係を築いていきたいという想いを持った企業の登録が多い
  • 高単価で継続案件を直接契約で獲得できる
  • 第三者評価も登録でき、スキルや強みを正しく評価してもらった上でテストライティングに進める

<デメリット>

  • 本発注が確定した場合は、初回に手数料支払いが必要→クラウドソーシングで案件ごとに20%の手数料を支払うよりも、安く済む。
  • 企業から声がかかるのを待つ必要がある→プロフィールや実績、ポートフォリオの記載を充実させれば、営業活動をしなくとも多くの企業担当者の目に留まり、声をかけてもらえる。

⑤その他

その他の方法として、過去にクラウドソーシングで取引をした企業から直接声がかかる場合もあります。

しかし、クラウドソーシングの利用規約上、直接取引は認められていません。

規約を守らない企業は直接契約をしたとしても、契約書の内容を守らない可能性があるなど、契約に際してのリスクも高くなると考えたほうが良いでしょう。

クラウドソーシングからの直接契約は避けたほうが無難です。

直接契約を獲得する上で、意識すべきポイントとは

企業との直接契約はクラウドソーシングに比べて、高いスキルやクオリティが求められることが多いからこそ、ライター側もきちんとした意識を持ち、準備する必要があります。

直接契約する上でのポイントを5つご紹介します。

分かりやすいポートフォリオを用意しておく

直接契約に向けて「分かりやすいポートフォリオ」を用意しておきましょう。紹介でも直接応募でも、多くの場合はポートフォリオの提出が求められます。

提出を求められてから作成するのでは遅いため、日頃からポートフォリオのたたき台を作っておき、応募する企業に合わせて、見せる実績を調整するのが良いでしょう。

ポートフォリオには下記の項目を記載しておくと、自分のスキルなどを分かりやすく伝えられます。

<ポートフォリオ記載内容の例>

  • 書いた記事の実績一覧
  • 企画や構成作り、取材、執筆などどのような役割を担ったのか
  • ライターとしての強みと得意分野、興味のある分野
  • 仕事をする上で大切にしていること

②1人のビジネスパーソンとして行動する

企業がクライアントとなるからこそ、自分の書いた文章がビジネスを大きく動かす可能性もあることを理解し、責任の重さをしっかり意識した上で仕事に臨みましょう。

ビジネスパーソンとして当たり前の行動である、締め切りの厳守とメッセージへの素早い返信、基本的なビジネスマナーは必須です。報告・連絡・相談も怠らないようにしましょう。

ニーズを正しく理解し、最高の価値提供を意識する

ニーズを正しく理解し、最高の価値提供を意識しましょう。

ニーズを理解する上で、分からないことがあれば、積極的に質問することも大切です。また、企業サイトを隅々まで確認し、事業の全体像を把握しておきましょう。

事業の中でライティングが担う役割を理解することで、ニーズからズレたライティングをしてしまうリスクを減らせます。

また、こちらから企画案や携わる業務範囲の拡大などを提案することも有効です。

クライアントの仕事が楽になった、ビジネスが上手く回るのに役立ったと思ってもらうことができれば、さらに良い関係性を築くことができます。

契約に関する知識を持っておく

自分の身を守る意味でも、契約書の読み方など、契約に関連した最低限の知識は持っておくと安心です。

特に契約書は報酬や契約期間だけでなく、大切な内容が書かれていることの多い著作権や損害、機密保持の項目もチェックすると良いでしょう。

分からないことはインターネット上の情報も確認しながら、内容を検討していきましょう。

常に学び続ける

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クライアントの仕事を担う際に必要な知識やスキルは常に習得できるよう努め、将来的に必要となるスキルなども予想しながら、できることを増やしていくことが大切です。

学び続ける姿勢は自ずと仕事内容にも表れます。

以前の自分よりもさらに良い仕事をすることで、単価アップや長期的に見て手放せない人材になることを心がけると良いでしょう。

まとめ

企業との直接契約は難しいと思われがちですが、ビジネスパーソンとして責任感を持って行動していれば、案件獲得も十分に可能です。

自分のやりたい仕事で長期継続となれば、収入面での不安を減らしつつ、やりがいを感じながらライターとして経験を積むことができるでしょう。

TwitterなどのSNSやミライトマッチなどの案件紹介サービスを含め、現在はさまざまな方法で直接契約を目指すことができます。

企業との直接契約を目指す方はぜひ、今日からできることを始めてみませんか?

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