副業で校正を始め、さまざま実績を積み重ねてきた山内麻美さん。山内さんは現在、北海道のオホーツクエリアで仕事と子育てを両立しながら活躍されています。
山内さんはインタビューでWEBディレクターに必要なスキルは3つあると教えてくださいました。
「コミュニケーション力」、「提案力」、「伝える力」それはどのようなものでしょうか。
また、仕事につながるためのポイントをご紹介します。
山内麻美さんの業務内容と得意なジャンル
――まずは業務内容を教えてください。
はい。私の業務内容は、WEBディレクター、ライター、校閲・校正・編集などいろいろなことをしています。
キャリアは、校正からスタートしました。それから順番にライター、編集、撮影も経験。
ご縁から派生することが多く、チャンスをいただけてスキルが広がったという感じです。
ご縁からチャンスが生まれ、スキルが広がる
――得意なジャンルはなんですか?
得意なジャンルといえば2つ挙げられます。
ひとつは、「ペット」に関するジャンルです。犬のブリーダーや訓練士の経験があるので、犬について、信頼性が高い内容の記事が書けます。
もうひとつは、「経理」に関係したジャンルです。簿記(全経2級)、経理実務士補などの資格があるので、お金に関するライティングも、より説得力がある記事が書けます。
得意なジャンルや興味のあるジャンルに挑戦し、関わらせてもらったときに、「私は、ほかにもこんなことができます」と提案することで、仕事につながることも多かったです。
自分からできることを提案したことで、仕事につながることがある
ディレクターに必要な3つのスキルとはどんなもの?
WEBディレクターとは、WEBサイトを中心としたコンテンツの制作責任者で、チームを引っ張るリーダー的存在です。
これからWEBディレクターを目指している方も多いと思いますが、現場ではどのようなことが求められているのでしょうか。山内さんにお聞きしました。
――ディレクターとして必要なスキルはどのようなものだと考えますか?
ひとつ目に、絶対必要なことは「コミュニケーション力」です。
ディレクターは、クライアント、ライター、校正者、カメラマンさん、デザイナーなど多くの方と仕事をします。そのため、例えばみんなの意見を聞いてまとめたり、クライアントに話したり。
人数が多いほど、思わぬトラブルは起きるので、次の展開を予想し、先読みする力が必要です。
2つ目は、クライアントへの「提案力」です。
私は子どものころ、「ほしいもの」があったとき、なぜそれがほしいのか、なんのために必要なのか大人たちにプレゼンしていました。
そのため、提案力の素質はあったのかもしれません。社会人になると、私は営業として商談していました。誰かに何かを提案することが「好き」でないとできない仕事だと思います。
3つ目は、「伝える力」です。
ディレクターは、トラブルにも柔軟に対応しなければいけないので、ストレスが溜まりやすいです。
なかにはクライアントに伝えたいことがあるのに、言えずストレスを溜めこんでしまう方はいます。より良い仕事をするために必要なことはハッキリ伝えることが大切です。伝えるべきことは伝えて、交渉までできると良いですね。
~ディレクターに必要な3つのスキル~
●コミュニケーション力 ●提案力 ●伝える力
――お仕事のどこにやりがいや思い入れを感じていますか?
特にありません。「思い入れ」というと私情が交じってしまうので、そこは感情的にならないようにしていますね。仕事に対して俯瞰的になれたのは、接客業で働いていた経験で培われたのではないでしょうか。
「仕事がほしい」、「お金を稼ぎたい」という気持ちが根底にあるので、貪欲に活動しています。
しかし、独りよがりではなく、案件を受けたときは、「私に関わるチームのみんなで稼いで笑顔になりたい」という思いで仕事をしています。
基本的に仕事はなんでも挑戦していますが、断ることも重要です。
私の場合は、プログラミング。頑張ってもできないことは正直に「できません!」と伝えています。まだまだ知識が足りないジャンルは、これから学んでいきたいです。
ポイント
・貪欲に活動すること。
・正直に「できない」と伝える。知識が足りないジャンルは断ること
今後の展望
――これから挑戦したいことはありますか?
デザインについては勉強中で、これから展開していきたいと思っています。会社員のときは決まった仕事しかできませんでしたが、フリーランスになってからは、興味をもったことはどんどん挑戦しています。
最近は、ドローンを飛ばしてみたいと考えています。前に大学の研究室で100万円以上はする大きなドローンを見せてもらいました。カッコ良いですよね。
小さなドローンでも撮影できると知り、ぜひ使いこなしてみたいと思いました。
これから挑戦したいことも、クライアントとの何気ない会話で「こんなことも挑戦しています」とネタとして伝えるようにしています。「前に勉強していると言っていたよね。やってみる?」ときっかけにつながることもあるので大事です。
ポイント
クライアントとの何気ない会話でも「こんなことに挑戦しています」と伝える=きっかけになる
――「仕事のつながり」は自分からアピールしていくことが大切ということですね
そうですね。同じ業種だけで仕事関係を続けていると、つながりが切れることがあります。しかし、間が空いたとしても、声を掛ければ仕事につながることも。クライアントが忘れているだけということもあるので、声を掛けてもいいと思います。
私がクライアントワークで大切にしていることは「契約」です。
心配性なので、「この掲載許可は誰が取られるのでしょうか?」など、作業の細かいことまでお聞きしています。あくまで良くしていくためであって、愚痴にならないよう心掛けています。
また、ライターに対しても、納期が近くなったのに想定していた納品数が満たない場合、不安になり連絡を取ることもあります。この仕事は対面、オンラインどちらでもコミュニケーションは必要不可欠。
これからも人とのつながりは大切にしていきたいですね。
ポイント
・切れたつながりも、もう一度声をかけると仕事につながることがある
・オンライン、対面どちらでもコミュニケーションは大切
山内麻美さんTwitterアカウント
監修者プロフィール
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【プロフィール】
・新卒でアクセンチュア株式会社に入社し、2019年に株式会社IT&Pluckticeを創業
・SEO記事制作現場におけるマッチングの課題感を解決すべく、ライティング人材に特化したマッチングサービス「ミライトマッチ」を立上げ・運営
【実績】
・Webマーケ会社にて、複数SEOメディア事業の立ち上げ、収益化に貢献
・2021年に「ミライトマッチ」をリリースし、1900名以上のフリーランスを集客。企業と人材のマッチング率は約90%を誇る
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