~記事外注の新しい選択肢~ミライトマッチ創業者が「即戦力の個人外注」をおすすめする理由とは

~記事外注の新しい選択肢~ミライトマッチ創業者が「即戦力の個人外注」をおすすめする理由とは

「外注先のパフォーマンスが良くない・・・」

ミライトマッチの立ち上げ当初から、このような企業様からのお問い合わせが多く寄せられています。

「外注」にはいくつか選択肢がありますが、ミライトマッチを立ち上げた私、川俣がもっともおすすめする方法は、「即戦力の個人に外注すること」です。

即戦力の個人に外注するようになってから、余計なストレスを抱えることはなくなり、マネジメント工数も減り、他の施策に時間を割けるようになりました。その経験から着想し、即戦力の個人がみつかる「ミライトマッチ」を立ち上げるに至ったのです。

では、一体、なぜ他の選択肢だとうまくいかないことが多いのか、そして、「即戦力の個人」とはどういう人なのか、なぜミライトマッチでは即戦力のライティング人材が集まっているのか、を私が筆を執って解説したいと思います。

企業外注の失敗パターン

ハゲの男性怒る

外注の選択肢には大きく3つあります。その内の1つが「企業外注」です。

ここでの企業外注とは、記事作成会社に丸っと記事作成を発注することを指しています。

もちろん優秀な記事作成会社は高品質な記事を納品してくれるのですが、すべての記事作成会社がそうとは限りません。私も過去に依頼して痛い目を見たことがあります。。。

企業外注の失敗パターン①低品質な記事が納品される

これは、記事作成を生業とする会社としてはあるまじきパターンですが、悲しいことによくある話です。

なぜ低品質な記事が納品されるのか。それは、「担当ディレクターのスキルが低い」ことが主な要因です。記事作成は通常、ディレクターが企画・構成案を作成し、それを基にライターが執筆。その後ディレクターが検収し、必要に応じて修正してからお客様に納品します。

この検収プロセスの際に、目が肥えているディレクターであれば低品質であることに気づけるのですが、そうでない場合はそのままお客様に納品してしまいます。納品先のお客様の目が肥えている場合は、その差分だけ不満が生まれてしまうのです。

そもそも検収観点には、「日本語の観点」、「テーマの観点」、「SEOの観点(SEOを目的とした記事の場合)」と大きく3つの観点がありますが、「日本語の観点」で品質が低いことでクレームに至るパターンがほとんどです。一番しっかりしていてほしい日本語の品質が低い記事は、他の観点でも信用できなくなるのは当然ですよね。

では、どうしたら低品質な会社を避けられるのか?が気になるところですが、発注側が記事作成体制をコントロールできない以上、その会社がどのように体制を作っているのか、どのように記事品質を担保しているのかをヒアリングして見極める以外に方法はありません

テストやサンプルとして1記事だけ依頼することができる会社もありますが、実際に依頼が始まってから体制が変更されることは頻繁にあるので、あまり意味はないです。

企業外注の失敗パターン②メディア運営ノウハウが溜まらない

企業外注のもう一つの失敗パターンは、社内にメディアの運営ノウハウが蓄積されないことです。外注先にメディア運営に必要な作業を丸投げしてしまうため、内部にノウハウの蓄積が行われません。

ノウハウを蓄積したいのであれば、貴社内にメディアの運営責任者(編集長)を配置し、その方が責任を持って運営方針を定めつつ、必要な知識やスキルを学習していく必要があります。この場合、そもそも編集長を経験したことがある方か、経験がなくとも自己学習でキャッチアップできる素質のある方を採用することが必須です。

個人外注の失敗パターン

原稿を投げる担当者

もう一つの外注の選択肢が「個人外注」です。

企業などの組織に発注するのではなく、直接個人のフリーランスや副業ライターに発注するケースを指しています。

個人外注の場合は、企業外注と比較して3分の1のコストで依頼することができると言われています。その分、品質を担保するディレクターは自社内に確保する必要があります。

個人外注の失敗パターン①ビジネスマナーが欠けている

個人外注では、音信不通になるなどのビジネスマナーが欠けている方が一定数います。特に、クラウドソーシングでは、匿名性が高く、責任感が欠如するプロとは言えない個人の方が多い印象です。

特に社会人経験がない方や、初心者の方でも気軽に仕事ができるため、匿名であることもあいまって「めんどくさくなったら辞めてしまってもいいや」という中途半端な気持ちで案件を引き受けてしまうことが大きな要因だと考えています。

個人外注の失敗パターン②日本語が不自然、誤字脱字など低品質

日本語の不自然さや誤字脱字が多い文章が多いことも、個人外注でよく耳にする話です。これは、第三者のフィードバックがないことにより、品質が下がってしまうという問題もありますし、クラウドソーシングで個人を見つけて発注する場合には、構造的な問題が裏に潜んでいます。

先ほどのビジネスマナーが欠けている話でも述べましたが、クラウドソーシングは匿名性が高いため、ある種の練習台のような扱われ方をしています。例えば、初心者向けのライティングスクールでは、「駆け出しライターはクラウドソーシングで実績を積みましょう!」と謳われています。また、発注単価が低い分、期待値のハードルも低く、初心者でも受注しやすい側面もあるためです。

もちろんスクールを受講しているので、一定のビジネスマナーや書き方は身に着いているとは思いますが、あくまで駆け出しライターなので、プロと言える品質ではないです。向上心があるには違いないので、その点を評価し、ポテンシャルで採用する分には良いと思います。その分、発注側の受け入れ体制や教育体制がしっかりしている必要があります

(クラウドソーシングにももちろん優秀な方もいますし、必ずしも駆け出しライターが良くないというわけではありません)

個人外注の失敗パターン③ありきたりな薄い内容の記事

これもよくある失敗パターンです。経験値が低いライターの場合、ネット上で調べた内容からでしか記事を書くことができないため、薄い内容の記事が出来上がってしまいます。SEO対策にとっても良くないですし、Chat GPTが登場して以降、ネット上で調べられる内容は誰でも簡単に知ることができるので、薄い内容の記事をわざわざ読む人はいないでしょう。

対策としては、依頼したい記事のテーマに精通しているか、関連する職歴や経験があるかを事前に確認してから依頼することです。過去に作成した記事(ポートフォリオ)を提供してもらい、どれくらい濃い内容の記事を書いているか確認することもおすすめです。その際は、100%自分で書き上げたか確認するようにしましょう。編集者が別にいてその方が肉付けしている場合は判断材料として適していません。面談など別の手段でそのテーマについてどれだけ話せるか確認するようにしてください。

即戦力の個人外注をおすすめする理由

ライター

ここまで企業外注と個人外注の2パターンを見てきましたが、私がおすすめするのは、3つ目の選択肢である「即戦力の個人外注」です。

即戦力の個人とは、「専業ライター」です。実は、副業ライターと専業ライター、同じライターでもまったく異なります。ライター歴で言うと目安は3年以上です。もともとは副業ライターだった方が3年程度経験し、稼げる状態になってきて、専業ライターにシフトした方などが当てはまります。

これまで、200名近くのライターに発注してきた私だからこそ気づいた「即戦力の個人外注(=専業ライターへの発注)」という手段をなぜおすすめするのか、その理由を紹介したいと思います。

おすすめ理由①コストパフォーマンスの高さ

まず、専業ライターの場合、パフォ―マンスが圧倒的に高いです。専業でやっているだけあって、記事の品質はもちろん高く、日本語の観点で赤入れの必要はほぼありません。(ノールックでWeb公開してもいいくらい信用できる人が多いです)

また、コミュニケーション能力が高い方が多く、ディレクターの指示を理解するのが早かったり、テキストベースでのやりとりがスムーズです。多くのライターを管理するディレクターにとって、コミュニケーションの負担が少ないことがどれだけ嬉しいことか・・・!

さらに、「次の記事のテーマは○○が良いと思います!」と提案してくれたり、「イラストも作成してみましたけどいかがでしょう?」と期待を超えた動きをしてくれるライターもいます。専業ライターはクライアントの期待を超える仕事をしない限り、飯を食べていけないわけですから、そういった提案力や行動力に長けた方が多いことも特徴です。

もちろん、専業というだけあって、発注単価はクラウドソーシングで発注できる初心者ライターよりは高くなります。初心者ライターの1.5倍~2倍は見込んでおくといいです。

そうはいっても、文字単価では一般的な内容の記事であれば2円~3円程度、専門的な内容で5円以上、と企業外注の半分以下の価格で依頼できてしまいます。(クラウドソーシングが安すぎるのです・・・)

おすすめの理由②平日日中の連絡が取りやすい

専業ライターは平日日中も連絡が取れるため、スムーズに記事作成を進めることができます。

一方、副業ライターの場合は、平日日中は本業の仕事をしているため、その時間帯は連絡がつきにくい傾向にあります。18時以降になってようやく連絡に気づいて返信してくれます。

発注側が平日日中に活動し、受注側が平日の夜や土日に活動する体制になってしまうと、1往復のコミュニケーションに最大24時間かかってしまうことが最大のデメリットです。

記事の納品期日がシビアでない場合はそこまで問題ないと思いますが、記事のリリース日が決まっていたり、お客様がいる関係で納期厳守である場合は、「平日日中に連絡が取りにくい」ことがボトルネックとなります。

また、指摘内容が修正されているかは再度確認する必要がありますが、そのタイミングが24時間以上後だと、「指摘したことを思い出す工数」もかかるため非生産的です。できる限りタイムリーに修正してくれたほうが修正を依頼する側も楽ですよね。

おすすめの理由③ライティングの優先度が高く姿勢が良い

専業ライターは、ライティングで生計を立てているため、ライティング案件の優先度が当たり前に高いです。そのため、緊急案件に対応しやすかったり、納期遅れもなくしっかり対応してくれます。

一方で、副業ライターの場合は、ライティング案件の優先度は低いです。本業の優先度が高いため、本業で緊急案件が発生すると、「本業が立て込んでおり、1日遅れます」といった連絡が来たりします。発注側も副業であることを理解しているため、あまり強く要求することもできず、お願いしたいこともお願いできないというジレンマに陥ります。

少し個人的な話で恐縮ですが、私は腹を括って仕事をしている人が好きです。だからこそ本気で仕事をしているライターには機会(=案件)を提供したいと思いますし、そういう方のほうが総じてパフォーマンスが高いです。

即戦力の個人に外注できるミライトマッチの仕組み

ミライトマッチ

即戦力の個人外注の良さについて説明してきましたがいかがでしょうか。実は、ライティング業界で仕事をしている方にこの話をすると共感してくださる方がとても多いです。

即戦力のフリーランスに発注できるミライトマッチでは、記事制作において「体制」が重要であり、(企業のフェーズに拠りますが)「即戦力の個人」に発注することが最適解だと考えています。

ただ、即戦力の個人を既存のクラウドソーシングから見つけようとすると労力がかかります。実体験を基にすると10人に発注してようやく1人見つかるくらいです。

そこで、私は即戦力のライターを効率よく見つけることができる仕組みを作りたい!と考え、ミライトマッチを立ち上げました。

ここからは、ミライトマッチが行っている「即戦力の個人に外注できる仕組み」をご紹介したいと思います。

①企業とライターが直接契約できるように

ライターのキャリアステップ
「そもそも優秀なライターはどうやって案件を獲得しているのか」

ライター10~20名をお呼びし、ヒアリングした上でこの答えを探りました。その結果、上図のキャリアステップが見えてきました。

クラウドソーシングで活躍するライターが次のステップに進む際、「直接契約」を目標にしています。直接契約にすることでプラットフォーム手数料がなくなり報酬を100%受け取ることができるためです。さらに、クライアントとの距離も近くなることで単価の交渉もしやすくなります。

ただ、ライターが直接契約をするための手段としては、ライターを募集中の企業のHPを探して直接営業をかける、SNSで認知度を高めたりDMを送る、などの泥臭い営業手法しかなく、直接ライティング案件を獲得できるプラットフォームはありませんでした。

そのため、ミライトマッチでは「直接契約」をコンセプトに、クライアント企業とライターが直接契約・直接交渉できる場を作りました。(23年12月時点ではクライアント向けに直接スカウト、直接契約、直接交渉ができる「スカウトプラン」と、ミライトマッチが仲介する「ラクラク発注プラン」を提供しています)

②募集時と応募時にミライトマッチスタッフが介在

既存のクラウドソーシングでは、募集企業と個人がセルフマッチングする形を取っています。スピード面ではメリットは大きいのですが、登録者が増えすぎてしまったが故に、価格競争が激化し受注単価が安価になりすぎてしまっています。安価になりすぎた結果、品質とのバランスが崩壊し、上記で説明したような状態になってしまっています。

そこで、ミライトマッチでは募集企業様と打ち合わせを行い、ご予算を確認させていただいています。安価な案件をミライトマッチに流通させると、中長期的に専業ライターが集まらなくなってしまうため、一部企業様にはご不便をおかけすることになりますが、ヒトが資源の記事作成において一定の予算は必要投資だと考えています。(誰でも書ける簡単な内容であればChatGPTやクラウドソーシングを使うことをおすすめします)

また、募集をかけて応募者が集まってきた際にも、私を中心に弊社スタッフが応募者と案件のマッチ具合を確認し、最適な人材を厳選した上でご提案しています。

ご利用企業様からは、我々が目を通してご提案することで、「大幅に選考工数を抑えることができる」と好評いただいています。(ご提案依頼後のマッチング率は90%以上です)

 

③「スカウトが来る」という実力勝負の世界観

ライターがミライトマッチに登録後は、プロフィールやポートフォリオを登録するだけで、基本的には”待ち”の状態です。あえて募集中の案件は公開しておらず、営業活動はできずスカウトを待つのみ。実績勝負の世界観を作っています。

実績が豊富で経歴が十分な方には自然に声がかかり、そうでない人は埋もれてしまう。共感いただけないライターは退会してしまうのですが、ミライトマッチではそれが正しい姿だと考えています。

実は、プラットフォームというは「弱者の拠り所」という一定の潜在認識があるのですが、ビズリーチが覆したように、私はプラットフォームの運営者の力量によって「強者が集まる場」になると信じています。優秀な方が自然と集まる世界観に拘ることで、良質で健全なプラットフォームになるはずですし、運営して2年が経過しますが、その手ごたえを感じています。

まだ即戦力のライターに発注したことがないという方は、ぜひ一度ミライトマッチをお試しください!(月額・初期費用無料、記事作成代金のみで発注できるプランをご用意しています)

ミライトマッチに関してもっと知りたい方は、別記事の「ミライトマッチとはどんなサービスか?即戦力ライター・ディレクターが見つかるライティング特化のフリーランス紹介サービス」をご覧ください。

また、ミライトマッチの話を直接聞きたい方、乗り換え検討中の方、記事制作の体制を相談したい方は問合せフォームよりどうぞお気軽にご連絡ください。

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監修者プロフィール

川俣 貴裕
川俣 貴裕株式会社IT&Plucktice 代表取締役
【プロフィール】
・新卒でアクセンチュア株式会社に入社し、2019年に株式会社IT&Pluckticeを創業
・SEO記事制作現場におけるマッチングの課題感を解決すべく、ライティング人材に特化したマッチングサービス「ミライトマッチ」を立上げ・運営

【実績】
・Webマーケ会社にて、複数SEOメディア事業の立ち上げ、収益化に貢献
・2021年に「ミライトマッチ」をリリースし、1900名以上のフリーランスを集客。企業と人材のマッチング率は約90%を誇る

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