2022年の冬頃にリリースされ、世界中で注目を集める米Open AI提供の「Chat GPT」。ライター泣かせとも言われ昨今世間を賑わせるAIライティングツールですが、いざ使ってみるとそのままは使えない状態のハチャメチャな日本語が返されたりと、現時点では実用性は高くないという見方もあります。
Chat GPTと遊びつつ、いろいろと調べていく中で、Wordpress上でChatGPTの言語モデルを使用して文章を自動生成できるプラグインを発見しました。
その名は「GPT AI Power」。今回の記事では「GPT AI Power」でどのようなことができるのか簡単にご紹介したいと思います。
事前設定
プラグインのインストール方法については説明を省略します。GPT AI PowerをインストールするとサイドバーにGPT AI Powerのメニューが表示されるようになりますので、その中のSettingを開きます。
「AI Engine」のタブで、使用するモデルや各種パラメータを設定します。モデルはChat GPTが使用しているものと同レベルのdavinciにしました。モデルによってAPIの利用単価が変わりますが、davinciは一番高いものです。
Temperatureなど各種パラメータやAPIの利用料金については後日別記事にて説明したいと思います。
次に、「Content」タブで言語や段落数、執筆スタイルやトーン、見出しに付けるタグを設定しました。言語はもちろんですが、フォーマルな書き方やニュースチックな書き方、ブログチックな書き方と、たくさんの執筆スタイルの中から指定できるようになっています。
また、見出しの数やその見出しに付けるタグを選択できました。
構成案の作成~執筆
次に、「Content Writer」というメニューを開くと、記事のタイトルを書く欄と、その本文の欄が表示されます。
「次世代のフリーランスライティングプラットフォーム「ミライトマッチ」とは 」という記事のタイトルを付けて、「Generate」というボタンを押すと、
このように構成案が表示されました。
※事前設定の中で、「modify heading」にチェックを入れておく必要があります
表示された構成の順番を変えたり、テキストを編集することができました。
構成案の編集後、再度「Generate」を押すと、文章の生成処理が始まります。
生成された文章と画像
1~2分ほど経過すると、1600字程度の文章と画像が生成されました。
↑の通り、見出しと、その直下にそれっぽい文章が表示されていますが、一部情報はあっているものの機能の説明が抽象的であったり、同じような表現を2度連続で使用していたり、間違った情報(例:”ユーザー間でイベントを開催する機能”)があったりと、そのまま使えるレベルではないです。
また、1箇所だけ画像が作られていました。これは、ガ〇ダムでしょうか・・・?ミライ”というキーワードに反応したからか、近未来的な画像を作ってくれたんでしょうね。
まとめ
結論、このままでは到底世には出せるレベルではないため、校正校閲や監修は必ず行う必要があります。
ただし、今回はミライトマッチのことをテーマにしました。ミライトマッチは2021年10月にリリースされたばかりでネット上に情報が少ないため、一般的なテーマと比較して情報の精度が落ちるのかなと。もう少し情報が豊富なネタで別途試してみたいと思います。
また、パラメータの設定等、自動生成を指示する前工程の部分が想像よりもバリエーションが豊富だったため、このあたりをうまく使いこなせればもう少しましな文章にできるかもしれません。
監修者プロフィール
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【プロフィール】
・新卒でアクセンチュア株式会社に入社し、2019年に株式会社IT&Pluckticeを創業
・SEO記事制作現場におけるマッチングの課題感を解決すべく、ライティング人材に特化したマッチングサービス「ミライトマッチ」を立上げ・運営
【実績】
・Webマーケ会社にて、複数SEOメディア事業の立ち上げ、収益化に貢献
・2021年に「ミライトマッチ」をリリースし、1900名以上のフリーランスを集客。企業と人材のマッチング率は約90%を誇る
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