インターネットで情報を探すとき、私たちは検索エンジンを使用しています。GoogleやYahoo!が有名ですが、世界には多くの検索エンジンが存在し、それぞれに特徴があります。
本記事では、世界の主要な検索エンジンを一覧にして紹介します。
シェア率や最新のAI検索ツールなどもお伝えするので、検索エンジンの選び方に迷っている方や、SEO対策を考えている方はぜひご参照ください。
▼この記事でわかること
- 世界の主要な検索エンジンの特徴と市場シェア
- デバイスやブラウザ別の利用傾向
- 使い勝手の良いおすすめの検索エンジン
- おすすめのAI検索ツール
- 効果的なSEO対策のポイント
今回は、国内だけでなく世界各国で使用されている検索エンジンをご紹介します。この記事を読んでいる方の中には、海外向けのサービスを提供している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ミライトマッチTEAMSは、プロのディレクターと経験豊富なライターがタッグを組んだオウンドメディア運用代行サービスです。
海外のSEO対策にも強い担当者や、サイト内部や外部、コンテンツを網羅的に対応可能な担当者が複数所属していますので、SEO対策の外注をお考えの方は無料相談をご活用ください。
検索エンジンとは?仕組みについて
検索エンジンとは、インターネット上に存在する膨大な情報の中から、ユーザーが求める情報を探し出すためのシステムです。
ウェブサイトや画像、動画など、様々な種類の情報をキーワード検索によって見つけることができます。検索エンジンがあることでユーザーは知りたい情報をすぐに知ることができるのです。
検索エンジンの仕組みは、大きく分けて「クローリング」「インデックス」「ランキング」の3つのプロセスで成り立っています。
クローラーと呼ばれるプログラムがWebサイトを巡回し、ページの情報を収集したのち、インデックスにページのタイトル、本文、キーワード、リンク先などの情報が格納されます。その後、ページの品質、関連性、人気度など様々な要素を考慮してランキングが決定されるのです。
クローラーやインデックスの流れについては以下の記事でご紹介しておりますので参考にしてみてください。
▼関連記事
【SEO初心者】クローラーとは?Webサイトを巡回してインデックスするまでを解説
世界で主要な検索エンジン一覧
世界では、様々な検索エンジンが使われています。ここからは、世界で主要な検索エンジンを10個ご紹介します。
▼世界で主要な検索エンジン
- 検索エンジン①|Google(グーグル)
- 検索エンジン②|Yahoo!(ヤフー)
- 検索エンジン③|Bing(ビング)
- 検索エンジン④|DuckDuckGo(ダックダックゴー)
- 検索エンジン⑤|CocCoc(コッコッ)
- 検索エンジン⑥|YANDEX(ヤンデックス)
- 検索エンジン⑦|Baidu(バイドゥ)
- 検索エンジン⑧|Naver(ネイバー)
- 検索エンジン⑨|Sogou(ソーゴー)
- 検索エンジン⑩|Ecosia(エコシア)
検索エンジン①|Google(グーグル)
Googleは、世界で最も利用されている検索エンジンです。1998年に設立され、現在では世界中のユーザーに利用されています。
Googleは常に最新の技術を導入しユーザーエクスペリエンスの向上に努めており、世界中のユーザーから高い支持を得ています。
検索エンジン②|Yahoo! JAPAN(ヤフージャパン)
Yahoo! JAPANは、日本で開発された検索エンジンです。日本では、古くから親しまれているポータルサイトとして、多くのユーザーに利用されています。
Yahoo! JAPANは日本のユーザーに特化したサービスを提供しており、日本の文化や習慣に合わせた検索結果を表示することができます。
立ち上げ当初は独自の検索エンジンを使用していましたが、2010年以降はGoogleの検索エンジンを採用しています。
検索エンジン③|Bing(ビング)
BingはMicrosoftが提供する検索エンジンです。Windows OSに標準搭載されているため、多くのユーザーに利用されています。
Microsoftの製品との連携が強化されており、Windowsユーザーにとって使いやすい検索エンジンです。
検索エンジン④|DuckDuckGo(ダックダックゴー)
DuckDuckGoはプライバシー保護に重点を置いた検索エンジンです。ユーザーの検索履歴や個人情報を追跡しないため、安心して利用できます。
無駄な機能を省いたシンプルなインターフェースで使いやすい設計になっています。
検索エンジン⑤|CocCoc(コッコッ)
CocCocは、ベトナムで開発された検索エンジンです。ベトナム語の検索に特化しており、ベトナム国内で高いシェアを誇っています。
ベトナムの文化や習慣に合わせた検索結果を提供していることもポイントです。
検索エンジン⑥|YANDEX(ヤンデックス)
YANDEXは、ロシアで開発された検索エンジンです。ロシア国内で高いシェアを誇り、ロシア語の検索に特化しています。
ロシアのGoogleと言われるほど、多くの人に利用されるサービスとなっています。
検索エンジン⑦|Baidu(バイドゥ)
Baiduは、中国で開発された検索エンジンです。中国国内で圧倒的なシェアを誇り、中国語の検索に特化しています。
中国のインターネット環境に合わせた独自の検索アルゴリズムを採用しています。
検索エンジン⑧|Naver(ネイバー)
Naverは、韓国で開発された検索エンジンです。韓国国内で高いシェアを誇り、韓国語の検索に特化しています。
過去にNAVERブログで注目を集めたことでも有名な検索エンジンです。
検索エンジン⑨|Sogou(ソーゴー)
Sogouは、中国で開発された検索エンジンです。中国国内で2番目に大きなシェアを持っています。
検索エンジンだけでなく、ブラウザ、地図、ニュースなど、様々なサービスを提供している点もポイントです。
検索エンジン⑩|Ecosia(エコシア)
Ecosiaは、ドイツで開発された検索エンジンです。
広告収入を植林活動に活用しており、環境保護に貢献できます。検索を利用することで、間接的に植林活動に参加が可能です。
デバイスやブラウザ別の検索エンジンシェア一覧
ここからは、デバイスやブラウザ別の検索エンジンのシェア率をパソコンの場合、スマホの場合、ブラウザの場合に分けてご紹介します。
世界で使われている検索エンジンの統計を見ることができ、Webトラフィック解析を行うウェブサイトである「StatCounter」を用いて数字を出し、解説します。
パソコンの場合
検索エンジン | 日本国内シェア率 | 世界シェア率 |
---|---|---|
74.78% | 79.87% | |
bing | 16.98% | 11.66% |
Yahoo! | 6.64% | 2.93% |
DuckDuckGo | 0.50% | 2.87% |
YANDEX | 0.49% | 0.83% |
Baidu | 0.27% | 0.67% |
パソコンの場合、Googleが圧倒的なシェアを占めています。また、日本・世界ともにGoogleに次いでbingのシェア率が高い結果となっています。
世界と比較して日本国内でのbingのシェア率が高い点も特徴的な結果となりました。
スマホの場合
検索エンジン | 日本国内シェア率 | 世界シェア率 |
---|---|---|
84% | 93.42% | |
Yahoo! | 13.21% | 0.66% |
bing | 0.99% | 0.85% |
YANDEX | 0.47% | 2.77% |
DuckDuckGo | 0.4% | 0.62% |
CocCoc | 0.39% | – |
Baidu | – | 0.91% |
スマホの場合も、Googleが圧倒的なシェアを占めていることがわかります。特に世界では90%を超えるシェア率を誇っています。
また、日本国内ではパソコンと比較してスマホの方がYahoo!を多く使用していることがわかります。
Yahoo!には天気や鉄道検索など様々な機能が搭載されており、手元で情報を検索するのに便利であることがシェア率が高い理由だと考えられます。
ブラウザの場合
ブラウザ | 日本国内シェア率 | 世界シェア率 |
---|---|---|
Chrome | 56.39% | 66.68% |
Safari | 24% | 18.07% |
Edge | 12.36% | 5.25% |
Firefox | 4.02% | 2.65% |
Samsung Internet | 0.97% | 2.23% |
Opera | 0.58% | 2.2% |
ブラウザは、WebサーバーにアクセスしてWebページのデータを取得し、それを画面に表示する役割を担います。
国内・世界共に最もシェアを占めているのはGoogle Chromeであり、検索エンジンでシェアを占めていることが理由だと考えられます。
また、国内・世界共にSafariの利用率も高いことから、Apple製品のシェア率が高いことも伺えます。
使い勝手の良いおすすめの検索エンジン一覧
GoogleやYahoo!など有名な検索エンジン以外にも、様々な特徴を持つ検索エンジンが存在します。
ここからは、使い勝手の良いおすすめの検索エンジンを3つご紹介します。
▼使い勝手の良いおすすめの検索エンジン
- おすすめ①|Brave(ブレイブ)
- おすすめ②|Ask(アスク)
- おすすめ③|StartPage(スターページ)
おすすめ①|Brave(ブレイブ)
Braveは、プライバシー保護に重点を置いたブラウザです。広告ブロック機能やトラッキング防止機能が搭載されており、快適にインターネットを利用できます。
さらに、Brave Rewardsという独自のプログラムがあり、Braveを利用して広告を見ることで仮想通貨BATを獲得できます。
おすすめ②|Ask(アスク)
Askは、他の検索エンジンと比較して専門知識を優先するアルゴリズムを採用しています。
英語版では検索サイトの他にコミュニティ型Q&Aサイトがあるほか、画像検索やニュース検索など機能が充実していることが特徴です。
おすすめ③|StartPage(スタートページ)
StartPageは、Googleの検索結果を表示するプライバシー保護に特化した検索エンジンです。Googleの検索結果を利用しながらプライバシーを守ることができます。
Googleとは異なり、ユーザーの検索履歴やIPアドレスなどの個人情報を収集しないため、プライバシーを気にせずにGoogleの検索結果を利用することが可能です。
AI検索ツールもおすすめ
近年、AI技術を活用した検索ツールが登場しています。ここでは、おすすめのAI検索ツールを3つ紹介します。
▼AI検索ツール
- おすすめ①|ChatGPT(チャットジーピーティー)
- おすすめ②|Perplexity(パープレキシティ)
- おすすめ③|Genspark(ゲンスパーク)
おすすめ①|ChatGPT(チャットジーピーティー)
ChatGPTは、OpenAIが開発した対話型AIです。質問を入力すると、AIが人間のように自然な回答を返してくれます。従来の検索エンジンとは異なり、ChatGPTは、まるで人間と会話をするように情報収集できます。
ChatGPTは、質問応答だけでなく、文章生成、翻訳、要約など、様々なタスクにも利用できます。例えば、マーケティング資料の作成、プレゼンテーション資料の作成、顧客対応など、幅広い業務で活用できます。
おすすめ②|Perplexity(パープレキシティ)
Perplexityは、AIを搭載した検索エンジンです。質問を入力すると、AIが関連性の高い情報をまとめて表示してくれます。参考文献も表示されるため、情報の信頼性を確認できます。
また、Perplexityは学術論文、ニュース記事、Wikipediaなど、多様な情報源から情報を収集しているため、より網羅的な情報収集が可能です。
おすすめ③|Genspark(ゲンスパーク)
Gensparkは、AIを搭載した検索エンジンです。質問を入力すると、AIが複数の検索エンジンから最適な回答を探し出してくれます。広告が表示されないため、快適に利用できます。
Gensparkは、複数の検索エンジンから情報を収集するため、より網羅的な検索結果を得ることが可能です。また、ユーザーの興味や関心に基づいて、検索結果をパーソナライズしてくれるため、より効率的に情報収集できます。
検索エンジンに評価されるためのSEO対策のポイント
検索エンジン最適化(SEO)は、Webサイトを検索エンジンのランキングで上位表示させるための重要な要素です。ここからは、検索エンジンに評価されるためのSEO対策のポイントをご紹介します。
▼検索エンジンに評価されるためのSEO対策のポイント
- ポイント①|検索エンジンごとの対策は原則必要ない
- ポイント②|SEO対策の本質は同じ
ポイント①|検索エンジンごとの対策は原則必要ない
Google、Yahoo!、Bingなど、様々な検索エンジンが存在しますが、基本的なSEO対策は共通です。それぞれの検索エンジンに特化した対策を行う必要はありません。
また、全体のシェア率から見れば、GoogleのSEO対策をすれば十分と言えるでしょう。
ただし、中国人向けにSEO対策を行うならBaiduの対策が必要だと言われているため、中国人向けのサービスを提供している方は注意が必要です。
ポイント②|SEO対策の本質は同じ
SEO対策の本質は、ユーザーにとって価値のあるウェブサイトを提供することです。検索エンジンは、ユーザーエクスペリエンスを重視しており、ユーザーにとって有益なウェブサイトを高く評価します。
SEO対策を行う際は、常にユーザーの視点に立ち、ユーザーが求める情報を提供することが重要です。
ここからは、具体的にどんな対策をするべきかご紹介します。
内部対策
内部対策とは、ウェブサイトの内部構造を最適化することで、検索エンジンにウェブサイトの内容を正しく理解させ、ユーザーにとって使いやすいウェブサイトにするための対策です。
具体的には、
内部対策
- タグの調整
- サイト構造の改善
- モバイル対応
- ページの読み込みスピードの向上
などが挙げられます。
外部対策
外部対策とは、他のウェブサイトから自分のウェブサイトへ誘導することで、検索エンジンの評価を高めるための対策です。
具体的には、
外部対策
- 被リンクの獲得
- サイテーションの獲得
などが挙げられます。
コンテンツSEO
コンテンツSEOとは、ユーザーにとって有益なコンテンツを作成することで、検索エンジンの評価を高めるための対策です。
具体的には、
外部対策
- 検索意図に合った記事の作成
- オリジナル情報の追加
- 読者が読みやすいような図解の作成
- 記事の投稿や更新の継続
などが挙げられます。
EEAT対策
EEATとは、専門性 (Expertise)、経験 (Experience)、権威性 (Authoritativeness)、信頼性 (Trustworthiness) の頭文字を取ったもので、これらを高めるためにはコンテンツ作成者の経験や専門性、Webサイトの権威性や信頼性を向上させる必要があります。
E-E-A-Tは、比較的コンテンツの数が貯まってから評価されるようになるため、時間がかかると言われています。
検索エンジンに関するよくある質問
ここからは、検索エンジンに関するよくある質問を2つご紹介します。
▼検索エンジンに関するよくある質問
- 使ってはいけないやばい検索エンジンはありますか?
- 日本製の検索エンジンはありますか?
使ってはいけないやばい検索エンジンはありますか?
使ってはいけない検索エンジンは基本的にはありませんが、中には違法なコンテンツを扱う検索エンジンや、個人情報を悪用する検索エンジンがある場合もあります。
怪しい検索エンジンを利用すると、ウイルス感染や個人情報漏洩のリスクが高まります。
日本製の検索エンジンはありますか?
日本製の検索エンジンは、Yahoo!の他にlivedoorやTITAN、goo、OCNなどが挙げられます。
海外のSEO対策ならミライトマッチTEAMSがおすすめ
今回は、国内だけでなく海外向けの検索エンジンもご紹介しました。海外向けのサービスを提供している企業は、その国に向けたSEO対策を行わなければなりません。
ミライトマッチTEAMSには、海外のSEO対策に強いフリーランスも在籍しています。サイト内部や外部、コンテンツSEOを網羅的に対応できる担当者も複数所属しているため、SEO対策の外注をお考えの方はぜひ無料相談をご活用ください。
まとめ
今回の記事では、世界の主要な検索エンジンを一覧にして紹介し、シェア率や最新のAI検索ツールなども解説しました。
どの国の検索エンジンであっても、基本のSEO対策を抑えることは非常に重要であり、 SEOの専門知識が必要不可欠です。
自社メディアのSEO対策について悩んでいるという方は、SEOお悩み無料相談をご活用ください。
SEOお悩み無料相談では、毎月先着5社まで無料で相談を承っております。海外向けのSEO対策を行いたいと考えている方は、まずは無料相談を活用してください。
監修者プロフィール
-
【プロフィール】
・新卒でアクセンチュア株式会社に入社し、2019年に株式会社IT&Pluckticeを創業
・SEO記事制作現場におけるマッチングの課題感を解決すべく、ライティング人材に特化したマッチングサービス「ミライトマッチ」を立上げ・運営
【実績】
・Webマーケ会社にて、複数SEOメディア事業の立ち上げ、収益化に貢献
・2021年に「ミライトマッチ」をリリースし、1900名以上のフリーランスを集客。企業と人材のマッチング率は約90%を誇る
最新の投稿
- 2024年12月2日コラム【画像あり】サイトマップとは?2つの種類や作り方を分かりやすく解説
- 2024年12月2日コラム【初心者向け】SEO対策完全ガイド|最初にするべき施策やかかる費用相場をわかりやすく解説
- 2024年12月2日コラム【2025年】鍼灸院が取り入れるべきSEO対策|ポイントや注意点を解説
- 2024年12月2日コラムSEOコンサルティング会社おすすめ10選|費用相場や選び方について徹底解説。