【画像あり】サイトマップとは？2つの種類や作り方を分かりやすく解説

サイトマップとは、Googleなどの検索エンジンにホームページの構成を伝えるためのファイルのことです。サイトマップを通してクローラーは各サイトの全体像を知ることができます。

Webサイトを運営する上で、「サイトマップ」という言葉を耳にしたことはありませんか？

サイトマップとは、文字通り「サイトの地図」の役割を果たすもので、Webサイト全体の構造を一覧で示したものです。しかし実は、サイトマップには2つの異なる種類があり、それぞれ全く異なる目的で使用されます。

本記事では、これら2種類のサイトマップについて詳しく解説するので、自社のWebサイトに作成した方がいいか迷っている方は、ご参照ください。

サイトマップの作成や活用には、SEOの専門知識が必要な場合もあります。

しかし、必ずしも自社にSEO人材がいるとは限りませんよね。そんな時におすすめしたいのが「ミライトマッチTEAMS」です。

ミライトマッチTEAMSは、SEOに強いディレクターと専門性の高いライターがチームを組んでいるSEO対策代行サービスです。

SEOの専門知識を持った人材がいるため、成功確度の高い戦略設計から実行まで依頼することができます。

部分的な支援もできるため、中長期でインハウスSEOを目指す会社にもおすすめです。ぜひご活用ください。

サイトマップとは？

サイトマップとは、Webサイトの構成を分かりやすく示した地図のようなものです。

Webサイトを訪れたユーザーや検索エンジンのクローラーが、サイト内にあるページをスムーズに理解し、目的の情報にたどり着けるように手助けする役割があります。

サイトマップを作成することで、WebサイトのSEO効果を高め、ユーザーエクスペリエンスを向上できます。

サイトの各ページが適切にリンクされていれば、Google は通常、サイトのほとんどのページを検出できます。適切にリンクされているというのは、なんらかのナビゲーション（ページに配置したサイトのメニューやリンクなど）によって重要なすべてのページに移動できる状態を指します。サイトの各ページが適切にリンクされている場合でも、大規模なサイト、複雑なサイト、専門性の高いファイルのクロールを改善する手段としてサイトマップが役立ちます。サイトマップについて | Google 検索セントラル

サイトマップの2つの種類

サイトマップには、XMLサイトマップとHTMLサイトマップの2種類があります。ここからは、それぞれの特徴をご紹介します。

XMLサイトマップ

XMLサイトマップとは、検索エンジン向けに作られたサイトマップで、Webサイトの情報を効率的に伝えるためのものです。検索エンジンに素早くクロールさせ、正確にインデックスしてもらうといったSEOの内部対策としてもよく知られています。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<urlset xmlns="http://www.sitemaps.org/schemas/sitemap/0.9">
<url>
<loc>http://www.example.com/</loc>
<lastmod>2014-01-01</lastmod>
<changefreq>monthly</changefreq>
<priority>1.0</priority>
</url>
<url>
<loc>http://www.example.com/contents/</loc>
<lastmod>2014-01-01</lastmod>
<changefreq>monthly</changefreq>
<priority>0.5</priority>
</url>
<url>
<loc>http://www.example.com/contents/0001/</loc>
<lastmod>2014-01-01</lastmod>
<changefreq>weekly</changefreq>
<priority>0.5</priority>
</url>
</urlset>

検索エンジンはXMLサイトマップを参考にクロールするため、最速でインデックスさせたい場合は活用することを検討してみても良いでしょう。XMLサイトマップを活用した方が良いサイトの特徴は後述します。

HTMLサイトマップ

HTMLサイトマップは、Webサイトを訪れたユーザー向けに作成するサイトマップです。

Webサイトに存在するページへのリンクを一覧表示することで、ユーザーが目的のページを容易に見つけられるようにします。

ユーザビリティを向上させるものであり、SEO効果は基本的になく設置しないWebサイトも増えているのが現状です。

HTMLサイトマップは、Webサイトのナビゲーションを補完する役割を果たし、ユーザーの利便性向上に役立ちます。

XMLサイトマップを作成する方法

ここからは、具体的にXMLサイトマップを作成する方法を2段階に分けてご紹介します。

方法①｜XMLサイトマップを作成する

XMLサイトマップを作成する方法は、主に2つあります。ここからは、それぞれの作成方法をご紹介します。

sitemap.xml Editorで作成する

「sitemap.xml Editor」はXMLサイトマップの自動生成ツールで、対象となるURLを入力するだけで自動でXMLサイトマップを作成してくれます。

手順は以下の通りです。

sitemap.xml EditorにアクセスするPCサイトマップ(sitemap.xml)を作成の欄に、XMLサイトマップを作成するサイトのURLを貼り付けるURL入力フォームの下の箇所でオプション設定をする（最終更新日、サイトの更新頻度、優先度など）「サイトマップ作成」をクリックサイトマップが生成されたら、「sitemap.xml」をクリックダウンロードしたsitemap.xmlファイルをrootディレクトリにアップロードする

WordPressのプラグインで作成する

WordPressには数多くのプラグインがあり、その中にはサイトマップを作成できるプラグインも存在します。

例えば、設定の自由度が高い「XML Sitemaps」やSEO全般の対策を行うことが可能な「Yoast SEO」、画像XMLサイトマップの作成が可能な「All in One Seo」などといったプラグインがおすすめです。

方法②｜検索エンジンに認知してもらう

XMLファイルは作成後に認知してもらうように働きかける必要があります。ここからは、検索エンジンに認知してもらうための2つの方法をご紹介します。

robot.txtファイルに記載する

robot.txtファイルは、検索エンジンのクローラーに対して、Webサイトのどのページにアクセスを許可するかを指示するためのファイルです。

このファイルにXMLサイトマップのURLを記載し、ルートディレクトリ（ファイル階層の最上位）に設置することで検索エンジンにサイトマップの存在を知らせることができます。

Google Search Consoleから登録する

Google Search Consoleは、Googleが提供するWebサイト管理ツールです。

このツールからXMLサイトマップを登録することで、Googleにサイトマップを直接送信し、Webサイトのインデックスを促進することができます。

上記の画像にある通り、メニューバーの「サイトマップ」を選択したあとにXMLサイトマップのURLを入力すれば完了です。

HTMLサイトマップを作成する方法

ここからは、HTMLサイトマップを作成する方法を3つのステップに分けてご紹介します。

方法①｜サイト設計を考える

HTMLサイトマップを作成する前に、まずはWebサイト全体の設計をしっかりと練ることが重要です。Webサイトの目的やターゲットユーザーは何か、どのような情報を提供したいのかを明確化し、それに合ったサイト構造を設計しましょう。

例えば、企業のWebサイトであれば、会社概要、製品情報、お問い合わせなどのページが必要になります。個人ブログであれば、ブログ記事、プロフィール、お問い合わせなどのページが必要になるでしょう。

サイト構造を設計する際には、ユーザーが目的の情報にたどり着きやすいように、階層構造を意識することが大切です。トップページから主要なカテゴリページへ、そして各カテゴリページから詳細なコンテンツページへと、段階的に情報を整理することで、ユーザーは迷うことなくサイト内を探索できます。

方法②｜カテゴリ別に分ける

サイト設計が完了したら、次はWebサイトのコンテンツをカテゴリ別に分類します。カテゴリ分けを行うことで、HTMLサイトマップが見やすくなり、ユーザーは興味のある情報に簡単にアクセスできるようになります。

例えば、ECサイトであれば、商品カテゴリ、ブランド、価格帯などで分類することができ、ニュースサイトであれば、政治、経済、社会、スポーツなどのカテゴリに分類することができます。

カテゴリ分けをする際には、ユーザーの視点に立って、どのような分類が分かりやすいかを検討することが重要です。また、カテゴリが多すぎるとサイトマップが見づらくなってしまうため、適切な数のカテゴリに絞り込むことも心がけましょう。

方法③｜HTMLサイトマップを作成する

カテゴリ分けが完了したら、いよいよHTMLサイトマップを作成します。ここからは、HTMLサイトマップを作成する方法を2つに分けてご紹介します。

手動で作成する

フルスクラッチでWebサイトを構築している場合は、手動でHTMLサイトマップを作成することができます。

コーディングが必要なため、知識がない場合はプラグインを使った方法がおすすめです。

WordPressのプラグインで作成する

WordPressのプラグインでHTMLサイトマップを作成することができます。

プラグインを利用すれば、HTMLの知識がなくても視覚的に分かりやすいインターフェースでサイトマップを作成することが可能です。

具体的には、「PS Auto Sitemap」や「WP Sitemap Page」といったプラグインがおすすめです。

サイトマップを活用する際の注意点

サイトマップを活用する際には気をつけなければならないポイントもあります。ここからは、サイトマップを活用する際の注意点を2つご紹介します。

注意点①｜更新作業が必要

Webサイトに新しいページを追加したり、ページのURLを変更したりした場合は、サイトマップも更新する必要があります。サイトマップを最新の状態に保つことで、ユーザーと検索エンジンに正確な情報を提供することができます。

例えば、新しいブログ記事を投稿した場合、HTMLサイトマップにその記事へのリンクを追加する必要があります。また、ページのURLを変更した場合は、サイトマップ内のリンクも新しいURLに修正する必要があります。

注意点②｜サイトマップ送信時のエラー

XMLサイトマップをGoogle Search Consoleに送信する際に、エラーが発生する場合があります。エラーの原因としては、サイトマップの形式が正しくない、サイトマップにアクセスできないなどが考えられます。

エラーが発生した場合は、Google Search Consoleに表示されるエラーメッセージを確認し、原因を特定して修正する必要があります。

XMLサイトマップを作成した方がいいWebサイトの特徴

Googleは、サイトマップが必要なサイトの特徴として以下を挙げています。

サイトのサイズが大きい。一般的にサイズが大きなサイトでは、すべてのページがサイト上の他のページ（少なくとも 1 ページ以上）からリンクされていることを確認するのは難しくなります。その結果、Googlebot が新規のページの一部を検出できない可能性が高くなります。サイトが新しく、外部からのリンクが少ない。Googlebot などのWeb クローラーは、ページからページヘリンクをたどることによってWebをクロールします。その結果、Googlebot が他のサイトからリンクされていないページを検出できない可能性があります。サイトに動画や画像などのリッチメディア コンテンツが多数含まれている、またはサイトが Google ニュースに表示されている。Google 検索でサイトマップの追加情報が考慮されます。

引用：サイトマップについて｜Google検索セントラル

ここからは、XMLサイトマップを作成した方がいいWebサイトの特徴について具体的に4つご紹介します。

特徴①｜ページ数が多い

ページ数が多いWebサイトは、XMLサイトマップを作成することで、検索エンジンがすべてのページをクロールしやすくなります。

検索エンジンは、Webサイトをクロールする際に、ページ間のリンクを辿って情報を収集します。しかし、ページ数が多いWebサイトでは、すべてのページがリンクで繋がっているとは限りません。

XMLサイトマップを作成することで、検索エンジンにWebサイトの構造を伝え、すべてのページをクロールしてもらいやすくなります。

特徴②｜内部リンクされていないページがある

内部リンクされていないページがあるWebサイトも、XMLサイトマップを作成することで、検索エンジンにページの存在を知らせることができます。

内部リンクとは、同じWebサイト内のページ同士を繋ぐリンクのことです。内部リンクが適切に設定されていれば、検索エンジンはリンクを辿ってWebサイト内のページをクロールすることができます。

しかし、内部リンクが設定されていないページは、検索エンジンがクロールができません。このようなページは、XMLサイトマップに登録することで、検索エンジンに存在を知らせることができます。

内部リンクされていないページが多いWebサイトは、XMLサイトマップを作成することで、検索エンジンにすべてのページをクロールさせ、インデックスを促進することができます。

特徴③｜外部リンクが少ない

外部リンクが少ないWebサイトは、XMLサイトマップを作成することで、検索エンジンにWebサイトの存在をアピールすることができます。

外部リンクとは、他のWebサイトから自分のWebサイトへのリンクのことです。外部リンクが多いWebサイトは、検索エンジンから高く評価され、検索順位が上がりやすくなります。

しかし、外部リンクが少ないWebサイトは、検索エンジンから評価されにくく、検索順位が下がりやすくなります。そこで、XMLサイトマップを作成することで、検索エンジンにWebサイトの存在をアピールし、クロールを促すことが可能です。

特徴④｜動画や画像などのコンテンツが多数含まれている

動画や画像などのコンテンツが多数含まれているWebサイトは、XMLサイトマップを作成することで、検索エンジンにコンテンツを正しく認識させることができます。

検索エンジンは、テキスト情報だけでなく、動画や画像などのコンテンツも認識することができます。しかし、動画や画像などのコンテンツは、テキスト情報に比べて認識が難しい場合があります。

XMLサイトマップを作成することで、検索エンジンに動画や画像などのコンテンツの存在を伝え、正しく認識させることができます。

サイトマップを上手に活用したいけど、SEOの専門知識がなくて不安に感じている方は、ミライトマッチTEAMSを検討してみてはいかがでしょうか。

ミライトマッチTEAMSは、SEOに強いディレクターと専門性の高いライターがチームを組んでいるSEO対策代行サービスです。

サイト内部や外部、コンテンツ対策を網羅的に対応可能な担当者が複数所属しているため、多種多様なお悩みに答えることができます。ぜひご活用ください。

まとめ

今回の記事では、サイトマップの種類やXMLサイトマップを作成する方法、HTMLサイトマップを作成する方法、サイトマップを活用する際の注意点をご紹介しました。

サイトマップは、XMLサイトマップとHTMLサイトマップの2種類があり、それぞれ目的が異なります。

また、XMLサイトマップを作成した方が良いサイトの特徴に当てはまる方は、早めに作成し活用した方が良いでしょう。

サイトマップの活用について悩んでいる方は、SEO無料相談を活用するのも1つの手です。

SEOお悩み無料相談では、毎月先着5社まで無料で相談を承っております。ぜひお気軽にお申し込みください。

Follow me!

監修者プロフィール

川俣 貴裕株式会社IT&Plucktice　代表取締役

【プロフィール】
・新卒でアクセンチュア株式会社に入社し、2019年に株式会社IT&Pluckticeを創業
・SEO記事制作現場におけるマッチングの課題感を解決すべく、ライティング人材に特化したマッチングサービス「ミライトマッチ」を立上げ・運営

【実績】
・Webマーケ会社にて、複数SEOメディア事業の立ち上げ、収益化に貢献
・2021年に「ミライトマッチ」をリリースし、1900名以上のフリーランスを集客。企業と人材のマッチング率は約90%を誇る

最新の投稿

• 2024年12月2日コラム【画像あり】サイトマップとは？2つの種類や作り方を分かりやすく解説
• 2024年12月2日コラム【初心者向け】SEO対策完全ガイド｜最初にするべき施策やかかる費用相場をわかりやすく解説
• 2024年12月2日コラム【2025年】鍼灸院が取り入れるべきSEO対策｜ポイントや注意点を解説
• 2024年12月2日コラムSEOコンサルティング会社おすすめ10選｜費用相場や選び方について徹底解説。